これナーンだ?

 ナンです。そーなんですよ。

 あの人、また中華鍋ひっくり返して底でなんか変なもの焼いてるわあ…もー、やだーわー。
ねえ、ちょっとー、…また、あの人、お教室でおバカやるつもりじゃないのおおおおー?

 そーなんです。ナン焼きは中華鍋をタンドール(壺のような焼き窯)に代用すると、かなり、っぽいカンジで焼けるのです。
 まず、生地をべたーっと底に貼り付けて焼くでしょ。で、そのあとで、中華鍋を正常位置に戻して、今度は生地の裏側を中華鍋の底ではなく内側で焼くのです。タンドールとは違い、両面焼きになりますが、そこに貼り付けた生地がデローンと垂れ下がるので、メチャ、っぽいムードに焼き上がるのですよ。タンドールはインドでも一般家庭にはなくて、たいていは店用だそうです。ですから、ナンは手作りせずに店で食べるものなのだそうです。ぜひ、インドでも私の秘伝「中華鍋底焼き法」を普及させたいものです。(やめろ、アホ)。インドで拙著の翻訳版・出版なるか!?(あのな…その前に、日本で企画を通してから言えつーの)。

 まあ、焼成法こそお粗末ですが、ナン生地そのものは本場以上かもよ。

 ナンの生地は小麦粉を捏ねた生地を小麦本来の野生酵母で自然発酵の生地にしてから焼き上げるんです。
 いうなれば、当教室のパン種と同じ原理です。イーストを添加しないので、よく無発酵生地と勘違いされているようですが、ナンは自然発酵の生地ナンです。よそ様のレシピなどを眺めてみると、イーストを入れない代わりに、ベーキングパウダーなどをしこたま使っていますよね。(しかし、あれで美味しく焼けるわけないと思いますけど…・)。

 自然発酵生地ですと、めちゃくちゃ美味しく焼けるものを。
ああ、私のパン種を日本中に広めて普及したい。(いい加減にしろ!人口密度の高い東京ですら、広められないくせに。この身のほど知らずめが)(東京がダメなら、せめて、インドか中国大陸でも…)(もっと広くて大きくて大変だべ)。

 エスニックなパンの数々は、ユーラシア大陸という大きな地に広がるものですが、実は日本の麦畑にも大きく通じるものがあるんですよ。ナンだと思いますか?
 小麦粉の質です。製パン性の高い高グルテン小麦が採れるところは新大陸だけです。(ヨーロッパ含めて)ユーラシア大陸、特に中央アジア、そして(島国だけど)日本小麦は、けっしてあんなに高グルテンではありません。ですから、エスニックなパンが最高に美味しくできあがる麦なんです。

 執筆中の本は日本の麦畑を守り育ててくれている生産者に捧げるものでもあるのです。今、農水省は麦畑いじめをやっています。生産力の小さな麦畑では農協に麦を引き取ってもらえない厳しい条件にしちゃっているんですよ。小規模の麦作農家はバンバン麦畑をあきらめちゃっているんですって。私としては心中穏やかじゃありませんね。
 でも、お役所仕事に文句を言うのは面倒くさいから、逆戦法で、小さな麦畑応援団の本をこそこそ書いているんです。(おーい、農文協や、応援すろやー。スポンサーになってけろや)。

 もー、絶対に企画通すからね。日本がダメならインドと中国があるぜ。ともかく、中華鍋と、うちのパン種だ。

 

やっとデジカメ戻ってきた

  1週間ほど写真が撮れなかったけど、やっと我が愛用のデジカメが戻ってきました。おっと、デジカメが…というよりは、娘が九州旅行から帰ってきただけなんですけどね。

 これで、やっと写真が撮れる。森の木々の若緑の実も撮りたかった。(あとから撮りに行こうかなー、るんるん)。

 パンの写真も、撮らなきゃいけないものがいくつかある。これは、今書いている最中の本に載せるエスニックなパン。(室内撮影なので、光量不足だと撮れない。雨の日や曇天ではブレてしまう。「今日は雨だからパン作れない」という路上生活者みたいな話になる)。(→本と言っているが、この企画はまだ通るか否かはわからない。企画が通らなかったら、当然本にはならない)。

 でも、自分で言うのもなんですが、今回のパンの本は、かなり面白いものになるよ。すごくマイナーでマイノリティーに見えて、でも、マイナーでもマイノリティーでもなく、本質的なもの。根源的かつ原初的なもの。
 マイノリティーこそ、本当はマジョリティーなんだよね。一にして多なり、多にして一なり。(おっと、まるで、ウパニシャッド哲学じゃーん)。もし、我がマイナー哲学がアスペクトの企画で通せなかった場合は、意地でも他の出版社に投げ込む。(それでもダメなら、晶文社に泣きつく)。

 しかしだねええええ…。本来、出版人こそ、マイノリティーをマジョリティーに昇華させる責務があるのではないか?それが、本を出版する意義なんじゃないのかねえええ。最近の出版社は、売れそうなものしか出さないなどと平気で言うけれど、ちょいと本末転倒の志向ではないのかねえ。

 でも、私は今もっても、まだ、失望してはいないのだよ。絶対、どこかに、本来的な出版人や出版社が存在するはずだ!と信じている。そこを見限ったら、私なんざあ、もう本なんか書けなくなっちゃうもんねえー。
 さてさて、本の企画が通るか否か、眺めていてください。