娘の麻衣が本日より1週間の九州旅行、ということで「弘子ちゃんのデジカメ貸してー」ときたもんだ。麻衣にデジカメ渡しちゃったので、今後1週間、撮影画像を掲載できません。悪しからず…。
本日はお教室でございます。アイテムはアラブのパン「ホブス」です。粉、塩、水だけのシンプル配合のリーン生地、薄い平焼きパンです。
原種に近い小麦の粗製粉(全粒粉)は、捏ねて放っておくだけで自分勝手に自然発酵しちゃうんですよ。中東は小麦起源の原産地です。麦の活性力も強いです。
現地の自然発酵にみたてて、我らが自然発酵種を種付けして、中東に限りなく近い味のホブスにします。
「ホブスはイーストを入れない無発酵パンなんだよ」という人もいますが、全くの無発酵で作ると、はっきり言ってあまり美味しくないんですよ。(日本で手に入る小麦粉は、それだけでは数時間で発酵することはほとんどありません)。自然発酵させなきゃ、平パンは何でもかんでもインドのチャパティーみたいになっちゃうでしょ。
発酵生地の平パンは冷めてもしっとりモチモチしていて旨味が落ちません。辛いミートソースやレタス、トマト、きゅうり、玉ねぎなどの生野菜、フムス(ガンバンゾーの豆ペースト)などを裂いた平パンに包んでいただきます。お豆のスープともよく合います。魚の料理とも合うしね。
ということで、本日の教室の焼成は「秘技・中華鍋ひっくり返し焼成法」がテーマでございます。