みりんも仕込み終えたし…

 本日二度目の投稿。(あたしもヒマねえ〜)。

 午前10時、店が開くのを待って、米焼酎を買いに行く。が、しかし、我が財政事情を恐る恐る覗いてみると…。ぎょっ!ぐ、グワーン!

 あまりの大金に、めまいと立ちくらみと吐き気が襲ってきた。震撼すら感じた。

 卒倒しそうになる心身をかろうじて自分自身で支えながら、急きょ、予定変更。純正米焼酎など、到底買えるわけがないだろっ。やむなく、何が何だかわけのわからない(アル中みたいな、どでかい焼酎ビンのやつ)を購入。妥協とは辛いものである。

 もち米と米麹を合わせて2k、焼酎は倍量近くの3600ml〜4ℓを投入。午前中のうちに、やっつけ勝負だった(ほとんど負けている)。あとは半年ほど寝かせておくと、春になったら、かなりの量のみりんが搾れる。ないよりマシだ。私は健康食品も純正本格派なんかも嫌いだ。ハイブリットでいくぜ。

 晶文社の編集から高級そうな旨そうな、佃煮の詰め合わせセットが届いた。がまんできずに、ご飯と一緒に試食。うまかった。
 猛暑の間、眠っていた食欲が目覚めた。今年は人間並みに夏バテしたなああああ。珍しいこともあるもんだなあ〜。

 で、佃煮の箱に張り付いている手紙に、はっと気付いた。「原稿、よろしく」。げろ。

 ががががーん!…。だ、だって、
まだ、書いてないもーん。暑かったから。

 それは太陽のせい。

 い、いま、書きあげて提出しておかないと、予定の春には本、出ないじゃん。ががががが、うーうーあ、ああああ。(うーあっていいね)。(話をそらしたい)。

 明日こそ、鉄火味噌作るんだ。毎年春に作るけれど、今年の春は作らなかったからね。今、干し梅干しも作っている。そして、乾パンも作るんだ。亥年は大地震が来る年だそうです。来るかな〜?非常食の防災食品作りもいいもんだ。原稿、どうしよう。今年の秋には東京にも大地震が来るかも…っていう予測もあるかもよ。

 地震来てもいいかなーって思っている。それは、地震のせい。今年の夏も暑かったねえー。明日は少し涼しくなるみたいよ。地震、来ないかな〜。

みりん仕込み

 まだ、暑いと言うのにみりん仕込み。

 去年は、夏を越させてしまったモチゴメにカビを生やしてしまった。泣く泣く何キロも廃棄しなければならなかった。もったいなかった。

 今年は夏を越させないうちに使い切ってしまおう。ということで、変な時期にみりん仕込みなのです。(米を大量に蒸さなければいけないので、この時期はなかなか辛いものがある…が、やむをえず…。)

 みりん作りの作業そのものは簡単です。白米で麹を作る。もち米を蒸す。(同量くらい)。それを混ぜ合わせておく。米焼酎を買ってきて、どぼどぼと、ひたひたまで米に注ぎ込み、半年以上寝かせておく。半年目〜8ヶ月目くらいに、もろみからみりんを搾り取る。みりんの搾りかすは味噌と混ぜ合わせて奈良漬けのような漬物床にする。
たったこれだけ。

 みりん作りも酒税法違反です。でも、2%塩を加えておくと、酒ではなく「調味料」ということで、おとがめを免れます。(なかなか不思議な法律ですね)。ですから、合法的に作りたい方は「塩みりん」にしておいてください。

 今年の夏はきゅうりを山ほどいただいたので、余剰分を塩漬け保存にしておきました。塩抜きしたきゅうりをみりん酒粕と味噌の床に漬け込みます。みりんも自分で作ると酒粕のオマケ付きになるのよね。