昨日の夕暮れ時。
ほんの一瞬ですが、空全体が、きれいな紫色に染まりました。
美しい光と影は、一刻たりともとどまらず、光も影も色も、どんどん変化し続けて、夜になりました。
地球って、ホンマ、すごいスピードで回っているんだなあ。
しばし、アホラ〜っと、夕暮れと夜の闇の中間で、たちんぼしていました。
で、何を書きたかったかと申しますと…だな。
地球の回転速度のせいで、私はごぼうの「キンピラかりん糖」の生地を発酵させすぎてしまったのです。
台所に戻ったら、かりん糖の生地は、フワッフワに膨れ上がっていた。大あわてで揚げたら、まるで、東鳩キャラメルコーンのパフみたいに、軽い仕上がりだ。
夕陽のバカヤロー!(この部分は、昔の青春ドラマ調に叫んでください)。
えーと、ですね。
自然発酵パン種を使って作る酵母かりん糖の利点とは、ですね。
揚げ生地のきめ細かさを発酵時間や温度で、自由自在に調整できることです。
きめ細かくて、パリンポリンと歯ごたえのあるものにしたかったら、二次発酵時間を短くします。
逆に、太めのかりん糖で、ザクッザクッと、噛じりやすくしたかったら、発酵時間を長くして、気泡を大きくします。
で、わたしゃ、ごぼうのかりん糖を細造りに仕上げて、ポリンカリンとクランチな感じになるように、きめ細かく仕上げたかったわけよ。
それなのに、ブハブハに膨らんで、結局は、でぶっちょかりん糖になってしまった。そのせいで、ごぼうやニンジンの味が、てーんで薄くなった。やり直しだ。
さて、みなさま、ご一緒に。酵母パン作りの失敗は、海に向かって…。
「夕陽のバカヤロー」!!
と、元気いっぱいに叫びましょう。
(ただし、住宅街で叫んだら、「バカヤロー」と、山びこのごとく叫び返されるので、注意しましょう。)