昨日、夜間の暑さのおかげで、一夜漬けもほどよく乳酸発酵して、とても美味しく漬かりました。
ということで、これが、お漬物で作る精進にぎりです。
上に鎮座いたしまするは、すべてご自慢の自家製漬けものでございます。
糠漬け、甘酢漬け、味噌漬け、赤梅酢漬け・・などなど。全部、自然の色です。
ジミ〜と思われている漬物類ですが、並べてみると、なかなか華やかな彩りでございましょう。自然が与えてくれる色味の美しさは、たかが漬け物だけでも、十二分に、目や口を楽しませてくれるものです。
これから、吉祥寺の飲み会現場まで持っていきます。
もっと時間があるならば、これに、豆腐の味噌漬けや黒大豆のたまり漬けなど、日本のお豆さんのお漬物も加わるのですが、時間切れ。夕暮れ間際の時刻となりました。
一品だけ、この季節に嬉しいさっぱりしたお漬物をご紹介します。
イチョウ切りに薄切りした大根に軽く塩をまぶし、しんなりさせます。そこに、酢、砂糖、練りカラシ、ターメリック(カレーづくりのときに使う黄色いスパイスのパウダー)少々を混ぜ加えて、ポリ袋に詰めて軽く重石をして一晩、置きます。一切れ、昆布を隠し味にしのばせておきます。
翌日には、鮮やかな黄色の一夜漬けが出来上がっていますよ。ときには、彩りの華やかなお漬物が、食欲が減退する季節を助けてくれます。
精進にぎりは、私の「ご飯の周り」シリーズの中で、一番華やかな料理です。お漬物はご飯の周り品の王座ですから。
飲み助を喜ばせる遊び心いっぱいの精進にぎり。
試してみなはれ。(その上、刺身よりも、経済的ですしな)。