手書きの原稿下書き(というよりは、意味不明の単語の羅列)も、夢の島から出てきたし。
春から、「休業中」だった「お菓子屋」さんを再開店。
今まで出した酵母パンの本に取り上げたアイテムから、ことごとく外された可哀そうな「おちこぼれ酵母パン」の再開です。
これ、パン種を使った「かりん糖」。
どこから、どう見ても、酵母パンなどではございません。
でも、こんな、駄菓子類も、うちのパン種の酵母パンの仲間なんですよ…。「パン」という単語が、タイトルに入る本には、入れられないものもあるのです。
かりん糖などの揚げ菓子類、クラッカーなどの小麦煎餅的スナックなど。田舎風クッキーや、フライパンで焼くパンケーキ類など。
酵母パンとは呼べないような、菓子類を酵母パンの本にして日の目をみさせてあげたい。
もはや、パンとは呼べない酵母パン。パン本から落ちこぼれたお菓子たち。
使う粉を選ばないところが、ラク。捏ねが、メチャ少なくて済むのが、ラク。遊び気分で気楽に作れるのが、ラク。
酵母パン作りをする人って、どこか肩肘張っているんです。もっと、ラク〜にやればいいのにね…。「ほら、こんな、遊びもできるんだよ」という、ふざけた本にしたいのです。
たぶん、いろいろな使い回しを知らないから、肩肘張っちゃうんだろうなあ。
食育だの、食の安全だの言う、クソマジメなやつらを裏切りたい。
ちなみに、製パン性の高さを要求されるパン作りには不向きな、自家製粉の国産小麦だって、大いに酵母のお菓子作りに使えます。