里芋の蒸し焼き

 サツマイモのお次に、土鍋で蒸し焼きにしたものは里芋です。

 蒸し器で作る「きぬかつぎ」の蒸し焼きバージョンです。水なしだから蒸気なし。野菜が身の内に抱えている水分だけで十分ふっくら。

 ちょと、あーた、これ、これね、ムチャクチャ、う、う、う、ウマいんですよ!!

 甘くて、ねっとり、ほっこり!身の締まりもいいわ〜。味が濃い。

 もー、甘味噌なんざ、いりませぬ。醤油つけていただくだけで充分ウマいし、甘い。

 蒸し器で、蒸してつくるきぬかつぎの里芋って、粘りあるヨダレをタラーンとたらしたりするでしょ。皮なんか、ペロンとむけちゃって、おけつ丸出しの部分もあったりとか。ああいうことって、私、あまり嬉しくないんですけど…。

 でも、この蒸し焼きはね、全然ヨダレをたらさずに、身なりも美しいままにできあがるのです。そして、味が濃い!ともかく、美味しいです。

 ね、ね、ね、これ、絶対に作ってみるべきよ、あーた。里芋は、土鍋で蒸し焼きに限るわよ〜。

 土鍋の内側にオーブンペーパー(かホイル)を敷いて、洗った皮つき里芋を並べ、中火で30分くらい、火を止めて、蓋したまま10分くらい蒸すだけ。

 萬古焼きの土鍋、眠らせていませんか?(たいがいの家庭にある土鍋は、四日市市で生産された萬古焼きのもののはずです。)萬古焼きの土鍋は、耐熱性が非常に高いんですってよ。スグレモノなのよ。形や色が違っても萬古焼き。

 いい、「ばんこやき」ですからね、ばんこ。間違った読み方をすると、映倫カットよ。無知と赤っ恥をさらすことになるわ。お店で土鍋の買い物をするときには、特に気をつけて。

 「これは、○んこ焼きですか?」「いえ、違います。」買いそびれることになります。

 耐熱性の高い土鍋は、ガス台の火にかけられる小さな密閉オーブンのようなもの。普通のオーブンで焼くと、乾燥してカピカピになってしまうけど、土鍋での蒸し焼きなら乾燥せずに蒸し焼きになるわよ。

 我が四季旬菜料理の企画として、今週は「土鍋の多様な活用法」強化週刊です。

 タラちりや、水炊きなどの鍋料理だけではなく、もっと幅広くて楽しくて美味しい土鍋料理法を考え出して随時のせますね。美味しそう♡と思うものは、ぜひ、即お試しくだされや〜。

 さて、今夜のタジン(パン種ハナクソ付きの蓋の)鍋料理は、キノコと貝類の蒸し焼きです。

 今、貝ちゃんたちの砂抜きをしています。

 みんな元気に汐吹いたり、足出したり、泡吹いたりして動いています。見ていたら、可愛くなってきて…。

 なんだか料理をする勇気がなくなってきた。

 天気が悪くて暗いから、もう料理の写真も撮れないし。

 とかなんとか、ぶつくそ言っていないで、料理すべきだわな。

 

土鍋焼きイ〜モ〜

 土鍋の季節がやってきましたねー。

 yuukoさんのブログに、積もった新雪が…。北海道は、もう冬なんですね。

 今日は、こちらも寒いです。

 ということで、「焼きイモ〜♪土鍋焼き〜イモ〜♪」。

 土鍋の底にホイルを敷いて、小さめのサツマイモを4個入れて、ガスの火(強火では焦げるかも…と思って、弱火に近い中火にしたよ)にかけて待つこと30分。そのまま15分ほど、放置して蒸らしました。

 すごいぞ!土鍋!煮るよりも、蒸すよりも、土鍋焼きのほうが、ずーっと旨味が濃いんですわ〜。こりゃ、いろんなものに使えるわ〜。

 焼き栗でしょ、トウモロコシ、ジャガイモ、カボチャ…。こういったものは、蒸し焼きが一番ウマい。

 そして、最大のお目当ては、インド料理のタンドリー代わりに使ってみようという魂胆。

 ナンとか、タンドリーチキンを作るのに、使えないかなーと期待しているのよ。このあとから、試作してみますけどね。パンなんか、きっと、フワッフワのモッチモチになるんじゃないかな。

 昨夜のタジン鍋料理は、試食担当部長に大好評を博しました。「うまっ!濃い!」

 「次は、キノコと貝で作って〜」ですって。

 まあ、ここまではいいんですけどね。

 とんがり帽子の土鍋見て「ウルトラマンに出てくるカネゴンみたいだ」。で、蒸気穴をふさいだパン種を見て「はなくそ付いてるみたいだな」。

 そして、とどめの一発オマヌケ発言。「まんこ焼きってすごいんだね」。

 アホ。萬古焼きは「ばんこやき」と読むんじゃわいっ。(↑萬古焼き産地の四日市市の皆様、失礼をばいたしました。)