シンディーちゃんの「ライ麦あんぱん」に続き、yuukoさんのフォトブログ、「山のおもむき」に載っていた「カステラづくり」に、ゴックン!の私でした。
(この二つのフォトブログは、疲れを癒し、目を肥やすための私の日常必需品です。ちなみに、yuukoさんの写真は、食べ物ではなく、優しい視点の自然フォトですけど…。)
わたしゃあねえ、育ちが良いせいか、人さまの作っているものや、食べているものに、すぐ、ゴックン!して、同じものを食いたくなってしまう悪癖があるんですわ。
フォトブログなら、まだ、いいですよ。買い物で通り過ぎる昼時の工事現場。道端でオジチャンやオニイチャンたちが、美味しそうに食べているカップラーメン、ほかべん、紙皿の上のカレーライス。真っ赤な福神漬けが添えられちゃっていて。
これが一番、我慢できずに、ゴックン!
こんな時の私の昼食は、必ず「カップめん・命!」。もしくは、レトルートパックのカレーライス・命!なのだ。(困った悪癖です。)
で、話はカステラに戻ります。
市販品のカステラ底のザラメジャリジャリが、好きではないのです。ですから、ザラメを入れずに作ります。(yuukoさんのせいで、急に食べたくなってしまったので、作らざるを得ないのです。普通なら買えば済むものを…。)
いろいろなレシピがあるのかもしれませんが、一応、私の「かすてい〜ら」レシピを記しておきます。ジャリジャリ抜きで、砂糖も少なめです。
21cm丸型1個分
卵4個、砂糖125g、薄力粉100g、蜂蜜75g、ぬるま湯か牛乳かみりんを20cc
別立て法で作るのがラクです。卵黄は(砂糖半分量と蜂蜜を入れて)マヨネーズ状になるまで、しっかりと攪拌します。卵白のメレンゲの方は(残りの砂糖を入れて)、八分立てくらいの感じ。ぬるま湯などの水分は、たまご生地を緩めるためのもの。
あとはジェノワーズ作りと同じなので生地づくりそのものは簡単です。
焼成初期にだけ、少し手がかかります。
紙を敷いた型に生地を流し込んだら、先ずは190〜180度のオーブンに入れて、1分ほど焼きます。
それを取り出して、ゴムべらで全体をかき混ぜて、泡切りをします。また、オーブンに戻して1分焼いて、泡切り。また1分焼いて、泡切り。これを3回ほど繰り返して、そのまま180度で7,8〜10分ほど焼いて、上面に茶色い焼き色をつけます。
そのあとは、160度に温度を下げて、40〜50分ほど、放ったらかしで焼成。
焼き上げるのに全部で1時間近くかかります。泡切れは、生地をきめ細やかにして、しっとり美味しくするための隠し技です。
これはカステラ生地に余分な(大きな)気泡を残さずに、焼き上がり生地をぺしゃんこに沈めないための作用もあります。
カステラは他の洋風のケーキと違い、油脂や香料や洋酒や、クリーム、チョコなどの飾り味がないので、誤魔化しのきかない「素ッピン焼き菓子」です。とても、魅力的です。
ですから、素材・命!なのです。地のままなのよねえ…。
国分寺農家の地卵、さとうきびの生砂糖、良質の小麦粉と蜂蜜。たった四つの素材だけを厳選です。で、まあ、腕はともかく、材料だけは自慢できるんだもんね〜。
粉は少なめなので、「卵」の味が命!ですよ…。
焼きあがったら、保湿のためにポリ袋などに詰めて、必ず2、3日置いて味をなじませてからいただきます。寝かせたものと、そうじゃないものは、全然味も風味も違いますからね〜〜。
とかなんとか言っちゃって、待ちきれずに、昨日焼いたものを…。はははは!!