6日目の味噌玉、ほぼ完成

 先週の金曜日に仕込んでから6日目のコウジカビです。あと、もう一日待ちたい状態ですね。今回はコウジカビ以外に、毛カビもちょっと生やしてしまい、ヤバイかなーと思ったけれど、なんとか無事に完了しそうです。
 明日にでも種を採取してから塩漬けして豆味噌仕込みします。たった1kの大豆しか仕込まなかったので、あくまでも今シーズン最終戦の実験的なものです。

 この味噌玉の一部は明星学園の一瀬校長のところにも里子にもらわれていきました。一瀬さんも、そろそろ塩水漬けに入っているころだと思います。種っ子ファミリーが増えていくのは楽しい。いい人のところへ嫁いでいった。うれしいです。

 明星学園のほうでは5月下旬の豆味噌仕込みになります。時期的にちょっと遅いので若干不安もあるけど、でも大丈夫でしょう。1週間に1度の課外活動なので、1週間目を離しているのが不安。一瀬さんとの連携プレーで、なんとか生徒たちの味噌づくりをフォローしよう。次は明星の生徒たちがうちの豆味噌の種っ子ファミリーになってくれるのだと思うと、本当に嬉しいです!小学生でも5,6年生の高学年にもなると、生き物を世話して育て上げるという感性も立派に備わっているはず。ただひたすら、楽しみです。

 ここのところ、自宅教室の生徒が集まらず失業者みたいな状態が長引いて、すっかり自信喪失し、意気消沈していた私。救いようないほどの落ち込みとウツ。

 そんなとき、まるで天から与えられたように「戦友」みたいな一瀬さんと出会った。豆腐づくり、梅干し作り、酵母パン作り、そして、味噌づくり。校長自らが、そのような土台の食作りを大切なこととして、生徒たちにクラブ活動で教えている。素晴らしい人間先生だ。本当に胸が熱くなった。
 何よりも、誰よりも、私自身が一瀬さんに救われた気がした。私のやっていることは無意味でも無価値でもないんだ。同じような価値観を持った人間が若い人たちに一生懸命に教えているじゃないか。それなのに、私がめげてちゃ、一瀬さんの活動だって、生徒たちだって報われないじゃん。落ち込んじゃダメだ…。私も一緒に頑張らなくちゃねえー。
 頑張って種採取をして、来月の明星学園での豆味噌仕込みに備えよう。来月はたくさんの生徒たちが、うちの豆味噌の種っ子ファミリーになってくれるんだから。

 知りたがりや、やりたがりや、話たがりやの人間に育て…というステキな教育理念、自由と自主性を尊重する教育方針。学園そのものも面白そうだなあ。楽しみだなあ。来月はたくさんの「生きる仲間」ができるといいなあーーー。