土曜日はお教室でございます

 今日は真夏のように暑かったです。

 今年初物の我がオヤジ短パンです。涼しいわよ〜。空豆とかトマトとか、初物シリーズの画像で統一しようと思ってね。旬を感じますでしょ?

 まあ、食えませんが…・。

 (被写体に事欠いて、自分の下半身を写したくせに)。

 (なんていうヤツだ…。)

 新刊の企画が始まりそうな気配です。

 今回のは、エッセイ仕立てです。

 ベタな言い方をするならば、ダシやソース、旬であり余っているものの歳時記的な活用法なんだけどね。

 レシピ本や実用書にはしたくないです。

 きちんと、「書く」という作業に集中したいです。

 きちんと読んで楽しめる、役にも立つ本らしい本にしたいです。

 いろいろなおしゃべりや、料理とは関係ない無駄話をふんだんに盛り込むつもり。

 一緒にお酒を飲みながら、おしゃべりし合っているように読るでいただけるような本にしたいです。

 自家製手作りの調味料やソース類の原稿って、私にとっては、とても大事なんです。実利的オンリーなものにはしたくないの。

 たおやかで、豊かなものになってもらいたい。数字で記したり、ああしなさい、こうしなさいではないの。

 作る人間、一人ひとりが、たったいま、みんな別々に揺らぎながら生きていて、それでも食べ物を作っているということが大事。

 生きて揺らいでいるというところが、大事なんだよね。お財布の経済事情もありましょう。時間の都合もありましょう。体調の良しあしや、好みの違いもありましょう。材料の質の違いもありましょう。

 その中に、確固たるレシピやマニュアルは存在しませんね。実用書的コンセプトも存在しません。みんな別々の時空を生きているということが大事なのであって、それでも、みんあ生きていくということが大事なのであって、料理なんか全然大事じゃないですよ。

 不安定に揺らいでいる本にしたいです。

 土曜日は、お教室でございます。ブリオッシュ生地のパン・ド・ミです。

 オーバーナイト生地の差し替えを用意しております。

皮もうま味出しに

 料理ってほどのものでもないけど。

 皮ごとの焼き空豆って、ウマいわよね。

 地元の初物は、先ず、これよ。鞘ごと真黒になるまで地獄焼き。

 味が濃くなるわ。

 野菜が外界と接して、一番頑張った部分が皮。

 この皮に、旨味や滋養がぎっしりと詰まっている。

 トウモロコシをゆでたり、蒸したりするときも、皮ごと加熱するとうま味が強くなるわよ。甘みも逃げないし。

 アスパラは、下のかたい部分を切ったり皮むいたりするでしょ。普通は捨てちゃうわよね、そんな部分を。

 でも、捨てないで、煮たり蒸したりするときに、下に敷いて加熱するといいのよ。これも、味が濃くなるわ。良い香りも残る。

 トマトの皮をむくときにはね、湯むきしちゃダメよ。直火で焙って、薄皮一枚をペロンと脱がしちゃうの。湯むきすると水っぽくなっちゃうけど、焙って向くと味が濃くなる。

 野菜の皮って、堅いし邪魔だし、場合によってはいたんで汚れていることもあるわ。よほどいたんで汚れている部分は取り除くにしても。

 使える部分は、野菜の中身の旨味や香りを強めるために、ぜひ、活用してみて。せっかくの旨味出し、むげに捨てちゃうのはもったいないよ。使えるものは、全部使う。据えるのは、そのあとでいいのよ。

 ジャガイモの皮だけは気を付けて。芽の部分に毒があるからね。使うなら、万全に取り除いてから使いましょう。

初夏野菜

 地元、国分寺にも、やっとトマトや空豆などの初夏野菜が並び始めました。

 地場もの初空豆よ、初…。

 やっとこどっこい、どっこいじゃんじゃん、どっこいさーのあーらよっと。

 地元の空豆って、味が違うのよ。こういうものは、鮮度が命だからね。やっとよ。

 全体的、遅いわ。4月の奇妙な天気のせいかしら。

 今年の国分寺トマトは、例年よりも、ずっとウマいわよ〜。

 今まで、国分寺のトマトを美味しいと思ったことがなかったけど。

 暑くなると、トマト味の料理が美味しいですよね。夏の楽しみが増えそうです。