ブール・マニエに関して

 先日のデミグラソースづくりの画面でも、ちらっと書いたけれど。

 ブールマエニエのこと。

 これは、バターと同量の小麦粉を炒めた「ルー」なんだけど、濃度を付けるためのとろみづけとして、少し使うものなのね。

 今、刻々とデミグラソース(ドミ・グラス)が鍋の中でコトコト煮詰められている最中だわ。

 すごく、いいにおい…。うっとり。

 仕上げのとろみ付けに、ほんの少しのブールマニエが必要。(使い過ぎちゃダメよ)。

 画像・右。これは、焼き色がつかないように、白いままバターで小麦粉を炒めたブールマニエなの。

 クリームシチューやグラタンのベシャメルソースなど、ホワイトソースを作るときに使うルーです。これに適量の牛乳を加えて煮溶かすと、ホワイトソースになる。

 画像・左。これは、きつね色(カフェオレ色)の香ばしい風味が着くように、時間をかけて小麦粉をバターで炒めたルーなの。

 このミルクチョコレート色のルーは、ドミグラスとか、カレーとか、ビーフシチューとかの「茶色系」のもののとろみ付けに使うのよ。

 同じ材料と同じ重量でも、加熱の加減によって、違うルーになるのよ。

 うちの常備調味料、ブールマニエ。

 この2種類が必須。

 ほんの少ししか使わないものだけど、手ぬかりない良い状態でルーを仕上げるのは簡単じゃないわ。手抜きやズボラではできない。だから、時間のある時に、良い素材で作って冷凍保存しておくの。

 あわてて急いで作ったら、ろくなものにはならないからね。シンプルな調味料だからこそ、大事に丁寧に作っておく。

 このようなものの段取りと用意があるか否かでじは、味の決め手のソースの出来上がりに差が出るの。

 今さっき、牛すじ肉が、箸でもほぐれるくらいトロトロに柔らかく煮あがったわ。

 この柔らかい牛すじは、他の料理に転用するので、すでに取り出しちゃった。

 今は煮詰めのラストスパート。文字通り、「ドミ」(半分)くらいになるまで、デミグラソースを煮詰めなければ。

 ちなみに、「ドミ・グラス」のグラスは氷の意味。グラス=氷はコラーゲンの煮こごりの意味です。

 デミグラソースは、「半分になるまで煮詰めた煮こごり汁のソース」です。

 缶詰の蓋を開けたら出てくるソースという意味ではございません。

のっぺ〜り

 またまた、どーしょーもない全粒粉のパンを焼き上げてしまいました。

 のっぺりと、底広がりになりたがるのです。

 それなら、バーガーバンズにしてしまうぞっ!好きなだけ、のっぺりとだらけていろ。

 ということで、成形はバーガーバンズにしてしまうことにしました。

 なし崩し的ことの顛末。

 ちょうど、デミグラソース(=ドミグラス)を作ったところですしね。ハンバーガーソースにピッタリですよね。

 ただ今、牛すじ肉を煮て、ドミグラス第二弾作成中です。

 実は、ドミグラスのレシピを今まで書いたことがなかったのです。先ず、入手材料の重量がいつもまちまちなこと。

 牛すじにしても、すね肉ブロックにしても、明記できるほどピッタリカンカンの重量で、入手するに至らないのです。

 よく、美味しいので作り方教えて、レシピちょうだいと言われるのですが。

 ないのよ。手間も時間もかかるうえに、かなりコストもかかるわけ。たかがレシピ書きのために、そこまで手間暇金を投入するつもりはなかったので。

 でも、まあ、そんなことも言っていられませんね。毎度、重量も材料も変化するけれど、最大公約数的にあきらめて、そこそこに書くしかないです。

 ハインツの缶詰の味をドミグラスのソースと思っている人が多いしね。

 本物の味のソースを作り置きして保存しておくと、ビーフシチュー、ハンバーグ、ハッシュドビーフ、オムレツやオムライス、パスタ料理などに即役立つしね。

 涼しいうちに、たっぷりと作っておこう。

 ということで、今日・明日中に作成します。