オイルサーディントースト

 昨日の「やぶれ毛布をかぶったパン」の名誉挽回を図らねば…と、通常通りのレシピに戻した生地を只今、発酵中なのですが。

 まだ、できあがっていないのです。すんまへんどす。

 このパンは、オマケで食パンも出来上がるので、もうけた気分になります。

 食パンは、サンドイッチにしたり、トーストにしたり、パン粉にできたり、本当に便利なパンですよね。私、凝ったパンよりも、オーソドックスな食パンが、一番大事だなあ…。好きも嫌いもなくね、無ければ困るパンなの。

 でしゃばらないところが好き。個性のないのが、最大の個性です。どんな料理とも合いますもの。

 名誉挽回写真を撮れないので、代わりに本日のお昼ごはん。オイルサーディントーストです。

 一人のお家ご飯のお昼なんて、実に簡素なものですよ。魚の缶詰め、パコッと開けて、それだけでOKです。料理所要時間は原則10分以下。

 オイルサーディンは、コンフィ状態(オイル低温煮)なので、独特の生臭みがあります。私は必ず、オイルを捨てて焼き直しの再加熱をしてから料理に使っています。

 先ず、ふたをパコッとあけるでしょ。オイルを捨て、耐熱パイレックス皿にサーディンをあけ、醤油をじゃぼっとかけて、230度オーブンで5,6分焼いてから、パンやパスタの料理に使います。この「油を捨てる」と、「醤油」と、「焼く」が下ごしらえ。相手がパンやパスタといえども、絶対に、どこか「和」の味に執念を燃やすのだ。

 油も落ちたし、香ばしい風味がついたし。後は、食パンにチーズ、トマト、サーディン、玉ねぎスライスをのっけて、マヨネーズで線描きし、オーブンでトーストするだけ。アチチチチのトーストの仕上げに、千切り大葉をてんこ盛りにすると、oh!日本の味。ジャッポ〜ン。

 とても寒くて薄暗い日。夕方近くのパンの撮影は、たぶん無理だな…。みなさん、風邪に気をつけて。夜は、温かいものをフーフーして食べて、温かくしてお休みください。