毛布をかぶったフルーツブレッド

 パン・ド・カンパーニュ生地のアレンジです。

 クランベリー、カシス、ブルーベリー、レーズン、フィグなど好みのドライフルーツと、クルミ、アーモンド、カシューナッツなど好みのナッツを使います。

 捏ね生地を半分に分け、かたほうにだけフルーツを混ぜ込みました。

 一次発酵後に、フルーツ生地を棒状に、プレーンな生地を薄いシート状に伸し、プレーン生地で、フルーツ生地をすっぽりと包みこみました。

 まるで、ベルベデーレのように、フルーツをたっぷりと配合した生地を直焼きすると、フルーツ部分が黒こげになります。焦げをカバーする意味で、プレーン生地をかぶせた成形にします。

 いつもは、カバーリング用のプレーン生地を食パン生地で作り、フルーツ生地をカンパーニュ生地で作っているのですが、今回はどちらもカンパーニュ生地にしてみました。

 すると…。焼成時に、フルーツ生地の膨張をプレーン生地が抱き込みきれなかったようで、カバーリング生地の側面が身裂けしてしまいました。

 やはり、配合の違う生地にしなくてはいけないのかもしれません。カバーリング生地のほうをより伸展性ある生地にするほうがよいようです。

 ということで、今週の教室パンは、フルーツ入りのカンパーニュ生地&カバーリング用の食パン生地で作る「毛布をかぶったフルーツブレッド」です。(捏ねが忙しくなっちゃうけど…。みんなで手分けして捏ねれば何とかなります。)

 成形時の形が、まるで果物パンが毛布をすっぽりとかぶったみたいになります。

 今回は、まだまだ寒いのに、毛布が破れちゃって、ちょっと可哀そうなパンになりました〜。やはり、破れない毛布をかぶせてあげないと…。風邪ひいちゃう。

 ちなみに種は古い元種(2週間目!)50gと新しい中種(1日目)50g、合わせて100g、オーバーナイトで14時間ほど置いたのですが、ここのところの冷え込みで、朝見ても冷え縮まったまま。35度で保温して、何とか昼くらいに焼き上げました。

 プロセスも、出来上がりも、ベストではないので、再度作りなおします。(このパンは、ワインに合うので、飲み会で出すと、とても人気のあるパンです。)