白ウドの和風ピクルス

 先の更新後に、ヒシコイワシ白醤油漬けのフィレ干し、同様の仕込みで、サンマとアジの開きを干して、ついでに、白ウドの漬物を仕込んだので、日のあるうちに撮影。

 撮影しちゃったので、また、更新します。

 白ウドの和風ピクルスは、いうなれば、酢のものです。白だし、酢、みりん、砂糖(少々)を煮切ったものに、さっとゆでこぼした白ウドの斜め切りを漬け込んだだけの簡単なものです。

 白ウドのゆでこぼしを短時間にし、シャリシャリした歯ごたえとほろ苦さを残したまま、白醤油の合わせ酢に漬け込んでみました。

 植物油やマスタードを加えると、そのまま洋風な温野菜サラダにもなります。(最近、油っぽいもの嫌い…。)

 春の香り、ウドは、イカやタコなどの料理に添えると合いますね。ウド、大好き。真っ白で清楚な付け合わせが、イボイボな「タコ野郎イカの助」料理を美味しそうに演出してくれはずです。

 あ、そうそう、ひとつ、発見!魚を白醤油の残渣の澱汁に漬けた汁。これを加熱すると、魚の水溶性たんぱく質と白醤油の澱のたんぱく質が結びつき、いとも簡単に布で濁りを濾し取ることができ、漉した液汁は、ナンプラーのように、きれいに澄んだ琥珀色になりました。

 匂いも味もナンプラーに似ています。

 こんなにきれいに澄んだ液汁でしたら、白身魚や肉類にも躊躇せずに使えます。(白醤油の澱だけは、火入れしても、布や紙フィルターを通しても、きれいに澄ませることはできませんでした)。

 残渣の濁り(茶色い着色)の問題も、あっさり解決されました。

 つまり、濁った澱も、まったく無駄なく使えるというわけです。(ホントは、これを報告したかっただけ?だったりして…。)

 白醤油との格闘技は、まだまだ続きます。

 

アロハ〜♪

アロハ〜♪ 今、南国のリゾートです!なんて、わけないです。上野の科学博物館にすら行けなかったわたくしです。

 国分寺農協から、年初めに買った真っ赤な百合の花です。(ハイカラな名前がついていたけど、忘れました)。

 今が盛りと、おっぴらいております。露出を下げ忘れたので、南国色になっちゃった。国分寺農家、いろいろな種類の百合を栽培するようになりました。

 百合って初夏の花だと思っていたんですが、洋種のものは冬が旬なのでしょうか?(こういうことも、よう分からん。で、今日は、薄ピンク色の椿のような山茶花のような枝ものの花を買ってきたんだけれど、これも、椿なのか山茶花なのか、よう分からん)。

 今、白醤油に関するファイルをまとめています。農文協のA子ちゃんが、参考になる資料(「食品加工総覧」という全集からの抜粋)コピーを送ってくださったので、やっと書き始めることができました。(とても助かります)。

 プロの業者さんの作り方と、ド素人の私の作り方には差異がありますからね。「こういう部分、プロはどうするのだろう?」という疑問が山積していました。

 この違いを明確にしないと、自分だけのやり方だけを伝えても、はじまりませんからねえ…。

 白醤油から加工した「白だし」のことも、白だしを使った料理のことも書けます。料理には、かなり広範囲の使いこなし方ができます。残渣も無駄にせず活用できます。

 白醤油作りは、豆味噌を味噌玉仕込みできる人なら、簡単に成功すると思います。問題は、小麦粒の入手ですけど、これに関しては栽培者を探せば何とでもなります。(というか、私が探して何とかしますわ。)

 ともかく、自分で実際に作ってみて、いろいろな料理を試作している段階で、自分が想像していた以上に、幅広く活用できる調味料であることに初めて気づきました。白醤油は素晴らしい!

 本日の試作は「白ウドの白醤油マリネ」=漬物です。今、国分寺産の白ウドが、盛んに出回っています。昨日は、白ウドのキンピラを真っ白に仕上げたよ。白だしを使うと、とても、上品な味に仕上がります。野性的な美味さの山ウドと比べ、白ウドは繊細な風味ですから。(どちらとも、好きですよ)。

 ファイルがまとまったら、お知らせしますね。たぶん、長くなると思うので、プリントアウトした紙をお渡しするのではなく、ご要望の方にメール送付する形を取ると思います。

 ということで、原稿書きと試作に戻ります。