再仕込み溜まり醤油で、のっけ丼

 昨日に引き続き、丼物第二弾。

 買い物に行ったら、ビンチョウ鮪の刺身のアラが、安かった。骨付き刺身。

 私、魚類は、まともな部分じゃなくて、アラが一番好きなのです。頭とか、カマとか、ハラスとか、骨に近い部分とか。(海老や蟹も、頭だけ好き)。

 刺身のアラなんかをめっけようものなら、即買いですわ。

 包丁研いで、まともな身の部分だけを丁寧にそぎ落とし、(で、この部分はある意味、どうでもいいのよ)、残った骨付きの部分をから揚げにして、猫のようにしゃぶるのです。手づかみでね。

 魚の頭と骨着きの部分は、こんなふうに行儀悪く貪り食うのが一番うまいです。

 で、どうでもいい刺身の部分は、熟成して甘みも旨味も出た再仕込み溜まり醤油の出番です。そろそろ、とろ〜っと濃度がついてきたころです。

 小口切りの万能ねぎと卵黄、そして、とろ〜りとウマい溜まり醤油を刺身にからめて出来上がり。

 冷ました酢飯に素焼きノリをかけて、上に刺身をのっけます。甘酢ショウガの千切りや、(カイワレも大葉もなかったので)大根の千切りものっけました。

 実に簡単で、チョーお安くつくお昼ごはん。三人分くらい出来上がったよ。(しかし、試食担当部長は、ロードレースチャリンコでどこかへ行ったまま、まだ、戻ってこない。できあがったけど、しばし、おあずけ。)

 一切れ、二切れ、つまみ食い。とろ〜ん♪

 このうま味は、たまり醤油でなくちゃ出せません。高級ではない刺身でも、濃厚な溜まり醤油が美味しく仕上げてくれます。

(それよりも早く骨をしゃぶりたい)。