サモサ形に成形したカレーパン

 近年、お気に入りの粉は、インドのチャパティーなどを作る全粒粉のアタと、フランス産地粉のテロワール。

 どちらとも、グルテン低めの中力に近いパン用小麦粉。個性がある。使いこなすのが少し難しい分、作りがいがある。

 最近の内麦(国産小麦)は、どれもこれも似通ったものになり、個性がなくなって、つまらなくなってしまった。使いたいという気持ちがわいてこない。国産小麦信仰の消費者に、へんに気を使いすぎなんじゃないの?

 もっと、好き勝手に、個性があってもいいんじゃないのかなあ…。

 アタは、ハラルフードのものが好き。チャパティーもプーリーもインド料理も好き。

 ところで、日本のカレーパンは、いつも教室で生徒が悪戦苦闘するアイテム。インド料理とは、似て非なる食べ物。でも、みんな大好きな日本のカレーパン。

 どうしたら、みんな、ラクに上手くできるようになるのかなあ…。

 で、今日、アタで平焼きパンを作っていて、ハタと気づいたのね。

 そうだ、平パン成形から、サモサ成形に転化させて、サモサみたいに具を包むと簡単になる!とね。

 サモサは、パイのような無発酵生地なんだけど、これにパン種を入れて、発酵させてパン生地にしちゃった。

 で、平パンに成形してから、サモサに成形して、油で揚げてみたの。チョー簡単に成形できました。揚げている最中も、綴じ目の破裂なし。これなら、みんな(たとえ、初心者でも)、ラクにカレーパンが作れるぞ!!

 カレーパンが、サモサ形だって、いいじゃん。サモサが、発酵パン生地だって、いいじゃん。(ゆくゆく好き勝手だな。)

 今週の教室は、アタを使った平パンを予定しています。中東風の平パン焼きにしてもよし、ピザにしてもよし、サモサ成形にしてカレーパンをつくってもよし。

 平パンの持つ可能性は、数々ありますよー。みんな、自分勝手に、好き好きに、いろんなことをやってみよう。

 勝手にしゃーがれ〜ってなもんで〜〜!!