インディカ米の麹

 写真(左)は、先日、蒸しに手間取った長粒米の米麹。ベストではないまでにも、麹になりつつあります。

 今朝、ふと、思い出した。インディカ米ご当地の人の米の炊き方を。

 米の入った鍋の水が、沸騰したら、水を全部捨てて、蓋して蒸らしていた。

 で、今朝はこの方法で、バスマティーを炊いてみたのです。

 170g(1カップ)のバスマティーを現地式に炊き上げて、重量を計ると260g、蒸したのと同様の40%台の水分含有量です。

 そーか、そうだったのか。あの奇妙な米の炊き方は、炊くというよりは、蒸しているのとまったく同じだったのだなあ。

 蒸すと1時間かけても柔らかくならなかったインディカ米が、現地式のやり方では、たったの10分で、簡単に、美味しく蒸し上がった。

 やっぱ、現地の人の知恵って、すごいんだなあ…。改めて、感嘆!

 この現地式の炊き方で蒸しあげたバスマティーに、今回も実験的に友麹で種付け。どのような過程で、麹になるのか、観察を開始です。(たぶん、今回の方が、良い成果を生むと思う。バスマティーにはバスマティーの炊き方つーもんがあったのだ。日本のコメとは、違います。)

 写真右は、大根のターメリック漬けです。今回は、トウガラシ、ゴマ、生姜、そして、ガラムマサラも加えてみました。もう、こうなりゃ、日本の漬物というよりは、わけのわからんエスニック漬け物じゃ…。

 常温に出しっぱなしで乳酸発酵させ、わざと酸っぱくしてみようと試作中。この季節、自然の恵みの乳酸菌をたっぷり増殖させて摂取しない手はないからね。

 で、今週のパンも、エスニック。ナンの生地を好き勝手な方法で加熱してみましょう。エスニックな料理に合うように。

 ついでに、ナンとか、季節外れの「バスマティー米麹味噌」仕込みにも、持ち込みたいです。

 仕込んだら、大福さんに委ねて、ナンとかモンスーンシーズンのネパールに運んでもらえるようにしたい。

 現地で、どのような経過を「バスマティー米麹味噌」が辿るのかを知りたいです。全ては、まだ、実験試作段階。うまくいくのか、いかないのかを知るためには、実験は必要なプロセスです。

 ということで、今週の教室パンは、「ナンとか」です。