やさいで捏ねるクラッカー

 一昨日の早朝(4時半)に、庭の木から、カナカナの鳴き声が大音響で聞こえて来ました。

 あの物悲しい鳴き声も、枕もとに近い場所で放たれると、暴力的目覚まし時計の爆音みたいで、驚いて飛び起きました。

 気も早く、梅干しの土用干しに入っています。でも、今日は、夕方、夕立が降るらしいよ。干しもの(梅干し、洗濯物)に、ご用心。

 もし、不運にも、梅干しを雨に当てちゃっても、慌てず騒がず。梅酢で(さもなければ、安い穀物酢で)洗い流して、晴れた日に、また干し直せば大丈夫です。

 あと、梅の土用干しは、カンカンに照りつける直射日光の元よりも、少し半日陰くらいのところのほうがいいです。たとえば、ベランダのひさしの下とか。

 さて、本日の「おかしな酵母パンの駄菓子屋横丁」。

 野菜で捏ねるクラッカーです。野菜は、何でもいいのです。

 正確なレシピの数字はないのですが、小麦粉が、硬いパン生地くらいにつながる量の野菜で捏ねます。(中種、塩と油脂も加わります)。

 たとえば、大根葉、キャベツの外側、ブロッコリーの葉、長ネギの青くて硬い葉などの葉ものは、さっとゆでて、みじん切りにして硬く絞ります。人参やショウガなら、すりおろして、そのまま使います。野菜のせいで、発酵がメチャ早いです。

 (写真中央)今回、私が使った野菜は、ニンジン、パセリ、長ネギ、トマト、ショウガ、キャベツ、そして、グンドルックという青菜の干物(写真右)です。

 グンドルックは、大福さんからいただいたネパールのお土産。

 青菜類(大根葉・菜の花・ブロッコリーの葉など)をすり潰して、かめに詰めて1週間ほど発酵させ、それを干したものが、グンドルックだそうです。(水で戻して使います)。

 青菜類は、そのまま干すと、黄色くなって枯れちゃうことが多いので、私はさっと湯通ししてから干物にしていました。

 で、んー、そーか・・。湯通しではなく、発酵させるという手もあったのかー!と、開眼した次第。発酵させているので、普通の干物とは違う風味があります。

 今年の秋の大根葉干しは、これをパクります。