禁断の悦び・塩ウニ入り塩辛

 秋風そよいで涼しくなると、たまには熱燗も恋しくなりますね。

 (私、ワインオンリーです。日本酒は、あまり飲めません)。

 先に載せた「いかの塩辛」に、塩ウニを好きなだけ混ぜ込むだけの一品なのですが、ウニが入った瞬間から、イカの塩辛が「別物」の美味しさに変わるんですよ〜。

 日本酒のみならず、もちろんワインにも合います。合うったら、合うの。

 塩ウニの量は、少しでも、たくさんでも、どちらでも。はい、「一身上の都合の量」で結構ですわ。

 画像は写真写りを良くするために、見栄を張って必要以上に塩ウニを混ぜ込んでいます。(撮り終えた後に、イカの塩辛を増やして混ぜなおしておきました。このままでは、当教室に贅沢すぎますっ!)

 東京では味の良い塩ウニが買えない…・と思っていましたが、やっと、好みの塩ウニを見つけました。(灯台もと暗し。国分寺のマルエツに置いてありましたわ)。

 「海女心本舗」の金印「粒うに」です。あまごころと読みます。で、どういうわけか、乙姫様の絵が描いてあるの。おと姫様って、海女さんだったの?まあ、竜宮城にいてはるんやから、海女さんのご親族か…。

 これ、かなり美味しいです。イヤな添加物の味も、さほど強くない。かなり、ホンモノのウニに近い味の塩ウニです。酒肴やご飯だけじゃなくて、パスタや焼き物などにも使える味ですよ!

 メチャクチャ高いというわけではないお値段です。これ1本で800円くらい。(私にも買えるお値段です)。600円くらいの不味いの買って、使わずじまいで失敗するよりも、こちらのほうが、よほど納得価格。

 (函館の自由市場まで飛んでいけば、美味しい塩ウニなんざあ、なんぼでも買えるんだけどね…。でも、ウニより飛行機代のほうが高くつくしね)。

 教室目前なのに、なんとなく雑誌仕事の酒肴特集が気にかかっています。

 私にとっちゃあ、呑んべえも売り物、ビンボも資産の「ギャラネタ」だ〜。どんなことも、生産的にポジティブに活用しましょー!!

スダチ

 今年も徳島から、スダチがドカーンと届きましたよ〜♪感謝でーす!

 完全無農薬だから、皮まで安心、料理にガンガン使ってね〜。お教室の帰りにどうぞ。

(と、言いつつも、サンマの塩焼きにジューッしか思い浮かばない貧相な発想の私)。

 もし、汁を搾って瓶詰め保存するのでしたら、米酢も少し加えてね。スダチは、柚子汁やダイダイ汁と違い、搾り汁だけでは保存性がちょいと低いのよ。まあ、短い期間なら、搾り汁だけでも大丈夫なんですけどね。

 酢のものやサラダドレッシングは、酢だけではなく柑橘果物汁とブレンドすると、味も爽やか、香りも良くなります。米酢は旨味と深みのため、柑橘汁は切れ味の良さと香りのため。二つ合わされば、酢の物の味は最高になります。

 汁を搾る場合には、スダチを常温で何日か放置して(鮮度を少し下げてしなび気味にして)から搾ると、簡単に手でぎゅっと搾れますよ。

 硬いうちに搾ると、手首を痛めるし、完全に絞り切れずに無駄が出ます。

 スダチ、カボス、柚子、ダイダイ…。柑橘果物の季節が来ますね。素晴らしい調味料です。夏の終わりは寂しいけれど、秋の訪れはそれ以上に嬉しいです!!