発芽玄米作り

 この時期、暑すぎず寒すぎず。発芽玄米作りにぴったりな季節です。買うと安くないものなので、せこせこ自家製発芽玄米を作ります。
 作ると言ってもほとんど放っておくだけですが…。

 洗った玄米にひたひたの水を満たし、温かな日差しの窓辺などに放置しておくだけで、半日もすると玄米は発芽します。この間、1,2度水を取り替えて、湧きがくるのを防ぎます。(放置しっぱなしですと、初期発酵がきてしまい、イヤな臭いがつきます。)玄米の質によっても発芽状態は変わります。胚芽の部分がちょっと針の先のように突出するのが発芽の目安です。芽がニョキッとのびてしまってはやりすぎ。私は大体半日〜15,6時間かけて発芽させます。

 これをそのまますぐに炊いてご飯にしてもいいのですが、乾燥させて保存することもできます。
 本当は風通しの良い涼しい場所で迅速に乾燥させるのがよいのでしょうが、この季節、乾燥はままならない。平たいざるに発芽した玄米を広げ、冷蔵庫の中に放置して乾燥させています。こうすると、乾燥のもたつきによるイヤな臭いがつきません。きちんと乾燥したものは生米のように常温保存できます。(生乾きではダメよ。)あとは、普通の発芽玄米のように使用します。

 私は保存するほどでもないので、発芽させてはすぐ炊き、を繰り返しています。(去年、調子にのって何でもかんでも発芽させたら、後の大量の乾燥に苦労したので懲りた。)

 発芽玄米は甘く柔らかく炊けるので、ささやかな主食のバリエーションとして活用しています。

 ふだん発芽玄米を購入する方、この季節に自家製発芽玄米を作ってみませんか?(もっと暑くなると作りにくくなりますので。)生きている植物を育てるときみたいに、可愛いし楽しいですよ。