ふっくら玄米ご飯炊き水

 やっと土鍋でふっくら美味しい玄米ご飯が炊けるようになりました!

 玄米炊きモードのついた電気炊飯器を壊してからずっと、土鍋でご飯炊きをしています。白米は土鍋のほうがはるかに美味しく炊ける。しかし、玄米はどーしても食味に劣り…ダメだったのよね。ふっくら炊けずにぬか臭さが残ってしまう。ああ、美味しい玄米ご飯が炊けるようになりたい…。

 この食い意地だけで、試行錯誤の日々。(なんて、うそだ。玄米炊き炊飯器を持ってる人に甘えて、玄米ご飯を運んでもらっていたんだもんね。だってこれが一番ラクなんだもの。)

 ともかく、玄米ふっくら炊き方法を考案しやんしたぜ。梅酢、日本酒(これは純米酒)、昆布、にがり。これらを合わせた「ご飯炊き水」を水加減する前に米3合に対して大さじ3杯程度加えてから、水加減する。そして、半日〜1日ほど浸水してから炊く。最初は強火で、吹き上げてきたら弱火にして12,3分。一度火を止めて数分置いてから、再度強火にかける。土鍋の底から「パチパチ」とささやくようなつぶやくような、そんな音が聞こえたら、すぐに火を止めて、15分ほど放置して蒸す。

 ちょっと一手間かかるけど、これで焦がすこともなく、しかもふっくら美味しいご飯が炊けます。ご飯炊き水(と呼んでいる)が、玄米や雑穀などのぬか臭さを消してくれます。
 最近は梅干の種を梅酢代わりに使っているのよ。梅びしおなどを作って出た種をビンに入れて、昆布も入れて、そこに酒を注ぎいれて、にがりも少々加える。(もちろん、普通の梅干でもいいのです。)このご飯炊き水を使うと、玄米ご飯でも腐りにくくなるのです。これからの季節、ご飯がいたみやすいですから…。梅干類を活用しましょう。

 写真、右側のビンがご飯炊き水。玄米ご飯は今回、黒米を混ぜたので紫色になっています。糯性の黒米を混ぜると、玄米ご飯はますますもっちり粘りを増します。
 もう、これで、玄米炊きモード炊飯器にも負けない美味しさのご飯が食べられるぞ〜。梅干の種、捨てずに活用してくださいませ。