窮乏ソースめし

今週のオキョーシツ 爆笑メニュー

 ソースめし。…・。なんて美しい言葉の響きでありましょう。

 ソースめし。

冷ご飯をざるにあけ、さっと水洗いしてよく水気を切り、油で炒めます。ウスターソースをふた回しほど、じゅーっ。さらに炒めてから、皿によそい、卵1個でいい加減なオムレツをちゃちゃっと作り、飯の上にポン。
 これで、できあがり。その間5分ほど。

 こんなものが、やけに美味しい。ウソだと思うたら、やってみなはれ。

 今月のソースは1年物の梅蜜漬けやら酢漬けやら、1年半も寝かせたひしこいわしの塩漬けやら、たんまりとぶち込んだ。そのせいで、旨味の強い甘酸っぱい味になりました。その上、トマトが美味しく安くなったので、たくさん使えた。ホンマ、最高級の味でっせ。

 ソース作りは時間こそかかるが、ぜんぜん難しいものではおまへん。カレーの味付けに使っても最高。お好み焼きもタコ焼きも感涙物。

 自慢のソースの味そのものを試食するには、トンカツやコロッケではなく、やはり、このソースめしが一番分かりやすい。なにせ、相手が飯でっがな。すなお〜にソースの味しかしまへん。これを(今月のソースの味の試食のつもりだったんだけど。)おキョーシツの皆様におだししたわけよ。すると…・。「おいしー!オムライス。」いえいえ、これはソースめしでっせ。金欠時にも助かります。美味しいソースは「おかず」にもなるのですよ。
 市販品のソースを使う場合も、このソースめしにして美味しく出来上がるソースを選べばいいのです。