ジャガイモとカボチャ

 続いていた猛暑も一段落の昨日と今日。お盆休みも、そろそろ終わりでしょうか。

 田舎の北海道は、はや、秋の到来のようです。

 朝晩、寒くなってきたと申す我が母は「温かい長いスカート作ったから、送ってあげようか?」と、鼻血がブーと吹き出しそうな暑苦しい電話をかけてきます。やめて〜。

 こちらは、まだまだ、夏が猛威をふるっておりまする。パンツ1枚でも、十分温かいです。

 田舎のジャガイモやカボチャを食べられるようになると、北海道は秋。夏野菜のイモ、カボチャですが、北国では秋野菜です。トウモロコシや、枝豆も秋野菜です。

 以前は米が採れなかった経緯があるので、田舎では、ジャガイモ、カボチャなど、でんぷん質の多い野菜は、今もって、米やパンや麺並みに主食の座です。

 米食に執着しないという土地柄や、味覚の嗜好性もあるのでしょうね。

 ともかく「主食」なので、手をかけず、塩ゆでしたものに、バターをのせて食べます。

 残ったものも、準主食。でんぷんを捏ね混ぜて、フライパンで油焼きして「だんご」にして食べきっていました。特に、カボチャのでんぷん団子が好きでした。

 懐かしくなって、ときどき、東京でも作っています。写真が暗くなってしまい、見えにくいのですが、左側がカボチャだんごです。

 ホクホクしたカボチャで作るより、ベチャベチャのはずれカボチャで作るほうが美味しく出来上がるのです。カボチャ200〜250gに対して、50gくらいのでんぷんを入れる感じかな。耳たぶよりも柔らかいくらいの生地(水分)にするほうが、美味しいです。
 細かく刻んだ黒砂糖と醤油をかけて食べていましたが、私は、バター&塩コショウのほうが好きでした。

 右側は、千切りジャガイモ(生)、玉ねぎ、ベーコンを混ぜて、フライパンで油焼きしたものです。チーズのせたり、マヨネーズをそえたりして、いただきます。

 で、ジャガイモとカボチャだけのお昼ごはんを食べて、「秋よ来い、はーやく来い」という気分に浸ったのでございます。

 明日から、また、暑くなりそうです。当面、温かくて長いスカートは必要ございません。