穴っぽこからの脱却

 ギリギリセーフで、何とかなったわ。

 これで、明日の教室用のレシピが書ける。

 このレシピ、暑い時には冷却し、寒い時期には温める…なんていう流動的なレシピなの。温度によって、作り方が変わるのよ。

 今回は(今回だけは!)、穴っぽこなしのマーブルになったわ。

 なにをどうやっても、やはり、二次のホイロは4時間必要ね。

 明日の教室では、クロワッサンみたいに自宅焼成にするわ。焼成用の生地は持ち帰っていただきます。そうでしか、うまくいかない。

 このパン、ウマく作るのはなかなか難しいけれど、ちゃんと作れると、かなりウマいわよ。子供も若い娘っ子も喜ぶ優しい風味、柔らかな口当たり。

 カフェオレやミルクティーなんかを飲みながらいただくと、最高のティータイムよ。手抜き朝ご飯にだっていいかもよ。(手抜きでも、食わないよりはマシです!)

 明日の教室のために、ただ今お肉を柔らかく煮ている最中なの。ブイヨンをたくさ作って冷凍保存してあったし。

 2時間近く煮て、柔らかくなったら、一晩冷やして味をしもわせて。

 そのあと、スライスして衣を着せて挙げるの。ボイルドプーく(orチキン)フライ。

 2時間くらい蒸したお肉でもいいわよ。

 カリカリサクサクの揚げ物なのに、中はとろけるように柔らかい。箸でも切れるほどに柔らかいお肉のフライになるのよ。

 これ、小さな子供とか、お年寄りにも食べやすい揚げ物。食欲がないなんて言う人にも食べられると思う。

 冷却した際、上に白く固まった脂は取り除いてしまいます。ですから、揚げ物と言っても、とんかつやトリの空揚げよりは低カロリー。メタボオヤジの味方でもあります。

 ほら、脂ギッシュなオヤジって、メタボ気にしてはいるんだけど、でも揚げ物好きでしょ。そんな時には脂を落としちゃえばいいのよ。簡単な話よ。でも、手間暇はかかるけど。

 美味しいわよ〜。箸でほぐせるほど柔らかいトンカツやチキンのから揚げって。若い男性には少し物足りない歯ごたえとカロリーかもしれないけれど。(ギンギン現役の殿方には、あまり好評ではなかったので、近年作ることはなくなりましたが)。

 あの…。そんなことよりも。私、穴ぽこパンと料理と原稿三者同時進行で、ハチャメチャに疲れているんですけど。

 はらいせに、明日の教室はがっつり飲んで楽しむぞ。

 明日、土曜日はお教室でございます。皆さま、お気をつけて〜〜。

四度目よ

 四度目の正直のチョコマーブルブレッドは、ただ今二次発酵中。

 焼成は三時のおやつの時間になるわ。

 今度こそ、ウマくいかなきゃ女が立たないぜ。

 アスパラを料理する時、根に近い硬い部分を切りおとし、下の皮もむくでしょ。

 この部分も捨てずに、アスパラの上なり下なりに置いて、煮たり蒸したりすると、アスパラの香りも甘みも逃げないわよ。

 皮や根の部分に、濃い甘みやうま味成分が詰まっているからね。

 今回は蒸したわ。

 で、使い終えた皮や根は、またまた捨てずに煮だして「アスパラのブイヨン」を引くの。残渣を漉したこの汁で、アスパラのポタージュなんぞを作るとウマいわよ。

 料理はウマいとこどりよ。美味しく作れる部分も、根こそぎ役立てるのよ。

 ってな感じの内容の料理本を今書いている最中。エッセイの読み本だけど、今まで書きたくても書き足らなかったものを全部詰め込んで、ついでに実用的な話も詰め込んでいるわ。

 実用書や雑誌などでは、原稿にいろいろ制限があって、思う存分に書き暴れできないからね。

 お陰様で老眼がますます進展しているわ。打ち間違いの誤植が多い。目が見えにくいと、文章の勢いというか落ちるわね。マウスが壊れても、勢い落ちるけれど。

 今日も初夏の光がいっぱいのお天気になりました。22度〜25度以下が、チョコマーブルブレッドづくりに最適なラクチン温度。

 明日も、今日くらいの温度の予報。

 適温を祈るのみ。