玉ねぎパイが焼けたよ〜

 はい、アチチチチですからね、フーフーして!

 新玉ねぎ2個を角切りにして、しんなりするまでバターで炒め、塩コショウ、小麦粉大さじ1を振り込んで、粉気が切れたら火を止めます。あら熱が冷めたら、たまご1個を混ぜ込んで、フィリングの出来上がり。

 タルト台になっているパイ皮は、ホットビスケット生地の配合とレシピに準じます。(中種75、小麦粉150、塩小さじ1、無塩バター75、水75)フードプロセッサーで、ガー。水でまとめて冷蔵庫で寝かせ、三つ折り3回。薄くのして、タルト型で、きつね色になるまで素焼きした生地です。

 タルト台にフィリングを詰めて、170〜180度のオーブンで、20分ほど焼いて出来上がり。

 メチャクチャ、シンプルなのですが、これがウマい!!ビールによく合います。

 新玉ねぎの甘みとコク、酵母パイ生地の香ばしさがミョーに仲良く絡み合って、初夏の酒肴タルトと言ったところ。

 新鮮で甘みの強い新玉ねぎは、バターで炒めて、醤油を回しかけるだけで、たったそれだけでも、十分に美味しいですよね〜〜。甘ーい、ウマーイ、おいちい〜♪

 このようなシンプル野菜の一品だけをおかずにして、ご飯をしみじみいただくのが好きです。

 しかし、こんなホントのことを言ってしまったら、料理にも、酒肴にもならんので…。

 一応、玉ねぎのパイでーす〜。(見栄を張ってみた)。

 お好みで、チーズやベーコンを加えてもいいですけど。でも、今の時期は、玉ねぎだけでも、十分美味しいんです。どうぞ、シンプルに、新玉ねぎの甘みと旨味を味わってみてください。

 で、で、だな。タルト台のパイ生地を作るのが、「メンドークセー」でしたならば。

 バタートーストをカリカリ焼きにしたものの上に、玉ねぎのフィリングを薄くのっけて、170〜180度くらいで、もう一度焼いて、玉ねぎフィリングに焼き色を着けてください。→「オニオン・バタートースト」ですっ。イケるぜ、これも。

 はい、これだけでも、おつまみに最高ですよ〜。バタートーストすら、メンドクセーでしたら、市販のラスクなどを使ってもいいでしょう。

 この季節の玉ねぎは、湿気や暑さでドロドロになった体の中をサラサラにキレイにしてくれます。新玉ちゃん、美味しいうちに、あの手この手でいただきたい野菜ですよね。

 玉ねぎは普段は地味な野菜ですが、ときには主役の座のメイン野菜に!

 新玉ねぎに愛の手を!

お次の本が出やんした〜

 晶文社につづき、農文協「酵母でつくる焼き菓子レシピ」(1300円)が、刷り上がりました。

 たぶん、来週あたりから店頭に並び、発売になるんじゃないのかな。

 これにて、ひとまず、一件落着〜。じゃなかった、二件落着〜。

 本というものは、リアルタイムのフォローではなく固定されたものですし、編集の人為的操作が入っているので…。「レシピ」と申しましても、あくまでもご参考程度に眺めてくださいな。(と、いいわけしとく)。

 レシピ数字なんて、ホントはないに等しいものです。季節の変動や気分や体調によって、コロコロ変えているんですよ。手元材料の一身上の都合によっても、がらっと変えちゃうしね。(♪笑って許して〜)。

 どうぞ、「お手柔らかに」読み流してくださいませませ〜。

 さて、本日は、この本にも載せている「ホットビスケット」(とは言うものの、練り込みの酵母パイ生地ですが)からのアレンジ、「新玉ねぎのパイ」を仕込むところです。旬の玉ねぎ、美味しいよね〜〜♪

 昨日は、長時間の玉ねぎ炒めでひどい目に合ったけど…。一日過ぎれば熱さ忘れる。

 ケンタのフラチンから誰でも連想しやすいように「ホットビスケット」という名前にしていますが、この生地はいろいろなアレンジ、使い回しがきくんですよ〜。

 これに玉ねぎの具をのっけて、ロレーヌキッシュみたいな、オニョン・ア・ラルザシェンヌみたいなやつを作ってみるけんね。これも、お酒に合う酵母パンの一種です。もし、うまく撮れたら、あとから画面を更新します。

 ケンタのフラチンから、おフランスのランチに、はたまたご栄転や。なんだか語呂が似ているから、これでいいのだ。