雨交じりの寒い空がつづいています。明日も雨みたいですね。
酷暑の前のしばしの涼でしょうか。
葉山椒は終わりかけ、実山椒が今を盛りに太ってきました。
この時期の楽しみは「ちりめんご飯」。
なんてことはない、ちりめん山椒を混ぜ込むだけのご飯なんですけどね。梅雨入りから夏までは欠かせない我が病みつき飯なんです。
ちりめんご飯に合う「ご飯の周り」の品々は季節の出会いもの。糠漬け、梅干し、ラッキョウの甘酢漬け。
季節が自然に整えてくれるメニューは、味覚的にも体の欲求にも、ぴったりと合致しています。
後は味噌汁と卵焼きでもあれば、お腹も気分も十二分に満足します。ありがたや、ありがたや…。
ということで、ぱっとしない天気が続くと、買い物に出るのも、おっくう。華やかな料理のアイディアも浮かばず。でも、腹は減るわけです。
季節の移り変わりと旬が作ってくれた素朴な味の数々。
労せず、頭も使わずに、ありがたくいただくわけです。