自家製チリペパーソース(タバスコ)

 1年前に仕込んだタバスコが完成しました。

 タバスコという名前は登録商標なので、たぶん使っちゃいけないのかもしれないなあ。唐辛子ソースということで、チリペパーソースとでもタイトルしておきます。
 もともとはアントニオ猪木のPBだったんだっけ?あ、そういえばさあ…、猪木と言えば橋本さんなくなっちゃったねえ。(…ううう。)

 あ、もっとさあ、そーいえば、猪木と言えば、私、二十日の日、誕生日だったのよ。え、?関係ねーだろ!?と、きたか。はい、全然、関係ありません。ごめんなさい。
 去年の誕生日は元プロレスラーのビル・ロビンソンが来てくれて、そして娘と娘の彼も来てくれて、4人でうちでメシ食べた。その時にさあ、ビリー(ビル ロビンソン)が言ってたんだけど。ビリーが手術する時に、猪木さんが真っ先にぶっとんできて「今までの30年間のファイティングライフの中で、あなたとの試合が一番最高だった。」とビリーに言ってくれたんだって。ありがとう、猪木さん。
 私、あの試合の頃はまだ郷里(北海道)だったから、テレビで見てたのよ。猪木とビリー、すごい試合だったんだよ。いい試合だった。感動したもん、ガキだったけどさあ…。で、もっともっと後(数年前、教室で)に分かったことなんだけどさあ…。優光(宮戸)さんなんかその試合を小学生のガキだったくせして一人で東京まで(神奈川から)見に来てね、やはりすごく感動して、それでプロレスラーになることを決意したんですって。UWF参謀の元動機は小学生の頃にあり。優光さんもすごい人だよなあ。(男っぽくて素敵な人だよ。大好きなんだ、私。)プロレスのこととかは分からないけど、でもビリーも優光さんもいい人で、本当に好き。だーい好き。

 ということで、スンマセン。全然関係ない前振りだったのですけど・・。

 タバスコが出来上がったら、猪木さんを思って、橋本さんが亡くなったのを思って、優光を想って、ビリーと1年前に誕生日でメシ食ったことを思い出しちゃった。(今年は娘と二人でご飯食べた)。しばらくビリーにも優光さんにも連絡とっていないし。(不義理しちゃってて悪いなあ。)

 たかが、1年前に仕込んだタバスコで、しんみりと、いろいろなことを思い出しちゃったよ。
 私の作るものって期間が長いから、出来上がったときに仕込んだときと状況が変化しているんだよねえ…。それで、しみじみ考え込んでしまうのです。あの時に生きていた人は、この時にいない…わけよ。

 まあ、そういうわけで、本日、オキョーシツです。チーズができあがっていて、タバスコもできあがっちゃったんだから、メイビーいたりあんだべさ。おお、マストビーか。バゲットはガーリックトーストにするか。チーズを添えて。パスタも作らなきゃなあ。ソースはメランツアーネ(なす)とトマトが旬だな。と言うことで本日のメニューは「ちょいとイタリアン」にするべえ。

 タバスコは赤唐辛子ものと青唐辛子のものを2種類用意しています。タバスコ作るのは簡単です。新鮮な唐辛子を砕いて塩と酢を混ぜて寝かせておくだけです。1年以上たってから、ざるなどで裏ごしして汁だけ絞り取ります。 
 みんなのために唐辛子(ホール)と酢を混ぜ合わせたもの1年間寝かせてあります。自分で自家製タバスコを作りたい方は空き瓶を持ってきてください。差し上げます。あとは自分で唐辛子を砕いて汁を裏ごししてください。ご自分でどーぞ。(わしゃ知らん。勝手にやりやがれ。) 

フランスパン 今週のパン

 さて、久々にマジメに基本パンをやりましょう。バゲットです。

 リーンなものは高温期にはちょいと作りにくくって避けて通ってきました。(しょっぱなから二次発酵用の高温なんだから、うまくいかなくて当たり前といえば当たり前…。その上、食べたくないのよねえ、パンらしいパンって…。)

 秋風が吹き始めたとたん、食欲復活。パン作りも再開気分です。とはいうものの、まだまだ残暑は続きます。中種は必ずリフレッシュメント、水分は心持ち少なめに。中種にもパン生地同様パンチ入れをすると、気温が高く発酵が早すぎても味の良いものになります!本生地そのものはシンプルなのですから、マジメに中種のほうに手をかけてあげましょう。捏ね上げた生地は捏ね上がりの段階でプリンプリン滑らかになるように。捏ね上げ生地が夏バテみたいにダラ〜ンデロ〜ンとして締まりけなけないものならば、腰の低いスリッパみたいなパンになっちゃうよ。味も酸味を帯びてしまうし。どうしてもスリッパパンになっちゃう人はさらに水分を控えて。そして、その前の中種の段階でも水分控えめ、中種もプリンプリンであることが大事です。
 しばしリーンなものを行わなかったので、感覚を取り戻す意味で、シンプルにバゲットです。まあ、ウォーミングアップよ。フィセルみたいに細長くしようとせず、ころんとずんぐりもっくりの成形にすると、生地の触りすぎによる酸化を防げます。成形時にこてこて触り過ぎないことも大事です。まだまだ、日中は気温が高くなりますからね…。

 では、朝夕の涼しい秋風を存分に楽しみながら、食欲の秋を迎えてください。