カレーパン 今週のパン

 今週のパン教室のアイテムはカレーパンです。

暑いときはやはりスパイスものが美味しく感じられます。スパイスは陰性、夏は陽の頂点なので、体の中がで陰陽のバランスを取りたがっているのでしょうね。

 カレーパンの生地は甘めが合います。あと、引きを強くせずに歯切れよく作ります。そのためには油脂を早めに投入し、グルテンの出すぎや空気の抱きこみすぎを抑制します。甘い生地ですから、全部をカレーパンにせず、ドーナツなどに成形して2種類のものを作るといいでしょう。私は甘い小型食パン、ドーナツ、カレーパン、…と一度に3種類作ります。食べきれないほどのカレーパン(や、調理パン)って、夏場にイヤじゃないですか。いくら好きでも…。
 具にするカレーは小麦粉を加えて固めに仕上げると生地で包むのがラクです。後、前もって作って冷やし固めておくといいです。

 やはり、難しいのは具のカレーを包むところです。アンパンや肉まんなどよりずっと難しいですよ。みんなが包みやすいようにひき肉を多めに使い、冷やしたら硬くなるようにしましたが、それでもやはり油脂分が多いので生地の綴じ目をよごしてしまったらアウト。

 揚げパンは揚げ油の中から途中で出して、オーブン焼きして仕上げると、余分な油が排出されて、カロリー控えめにさっぱりしたものに仕上がります。ドーナツも同様です。