お暑うございます。ヘロ〜ッ…・。
食欲も失せるこの時期。田舎の母がよく作ってくれた素朴な料理があります。旬の紫蘇(赤紫蘇でも大葉でもどちらでもよい)で、味噌を包んで焼き上げる簡単な料理です。味噌はほんのりと甘くします。紫蘇で包んだらあとはフライパンに油を熱して、両面を焼き上げるだけです。
ところで、これ…。私が作ると、どーも美味しくないのよねえ。母の味とはどこかビミョ〜に違うわけよ。で、昨日電話してきいてみたわけです。しからば!秘伝の隠し技があったのでした。長年、知らなかったのですよ、私は。
母は甘味噌だけを包むのではなく、なんとナスを割り箸くらいの太さに切って、それに味噌をチョイチョイとつけて、それを紫蘇で包んでいたのだそうです。味噌だけではぐにゃぐにゃして包みにくく、そしてしょっぱくなる。ナスを入れて、それを包む軸にするのと同時に味噌の塩気を緩和する。油焼きとナスの取り合わせもいい。その上、紫蘇も包みやすくなる。…とのことでした。
なーんだ。そうだったのか〜と、さっそく実行です。
大葉10枚、味噌大さじ2、砂糖大さじ1、みりん小さじ1、ナス半分
紫蘇はずらして2枚に重ねます。(包みやすくするためと、やぶれにくくするため。)これで、5個作れます。
味噌、砂糖、みりんを練り合わせます。ナスは大葉の横幅サイズにして、割り箸くらいの太さに5本を切り分けます。
2枚重ねの紫蘇の上にナスを置き、そのナスの上に練り味噌を5等分してのせます。
紫蘇を巻き上げて味噌を包みます。あとは、フライパンで両面を数分焼くだけです。
いやはや。ご飯にもビールにもぴったりな一品となります。ナス1本の隠し技でここまで味が変わるとは知らなかった!
今夜の晩ご飯のお供にいかがですか?