フランスパンの歌

 秋の新物(?)、フランスパンが、ただ今、焼き上がりました。

 フィセルと、バゲッドもどき各2本ずつです。写真がうまく撮れないのが、もどかしいです。

 久々に聞く、フランスパンの歌。焼き上げた直後には、パチパチと優しくささやくような音をたてながら、クラストに亀裂を走らせます。この歌声を聴くと、幸せな気持ちになります。そして、俄然、やる気が再燃します。

 聴こえますか?フランスパンの歌。みんなに届け、パンの歌声。

 (へたっぴ写真じゃ、聞こえませんよねえ…。)

 ひと夏のブランクの割には、良い子に出来上がってくれました。パン種ちゃんは、今年も無事に、過酷な夏をのりこえてくれたようです。(季節の変わり目は、フランスパンで、チェックしています)。

 丸2日間寝かせた「三日目種」(9月4日仕込み中種)と、丸1日間寝かせた「二日目種」(9月5日仕込み中種)、2種混合、若い中種コンビで仕込みました。(土曜の教室で使ったあれです。)

 白いフランスパンには、(生地が発酵途上で酸化しやすいので)古種を混入しません。ライ麦や全粒粉をブレンドするパン生地にだけ使っています。

 パン種の使いこなしかたいろいろ、たこの足いぼいぼ。

 たった1日違いの生まれ育ちの種でも、パン生地に配合すると、生地の性質(発酵状態や風味)も違うものになります。

 リーンなパンは中種命で、リッチなパンは本生地作り命です。リーンなパンはパン種そのものの勉強になりますし、チッチなパンは、パン生地作りそのものの勉強になります。

 どちらも、大事です。

 

バラの根っこが生えました

 初夏に、可憐な花を楽しませてくれたリージェンロードクライマー。

 7月13日から、枝を水にさし、1か月以上、2ヶ月近く。やっと根っこが生えたので、本日、土に植えました。根づくかな?

 ダメにしちゃうの得意技だからなあ。(もし、枯らしちゃったら、yuukoさん、めんごね。うまくいったら、送ります。成功するか否か、まだ、わからない。)

 赤玉、芽差し用の土、アーゼロンC、しんちゃんが作ってくれた肥料玉を混ぜた土に挿してみました。2か月ぶりに、土にありついて、戸外に出されたバラの枝は、お日様のもとで、なんだか嬉しそうに見えます。

 本体のほうの木は、ばんばんシュートを伸ばしまくって、本性を発揮し始めました。来年は、たぶん、もっとたくさんの花をつけてくれることでしょう。

 もう、そろそろ、もう、いい加減に、フランスパンとか作りたくなって、本日は久々に、バゲットの生地を仕込みました。(湿度は高いけれど、朝、気温は30度を下回っていました。)

 うまく出来上がるかな?

 週間予報では、今度の土曜日は曇りで30度以下。うまくいけば、教室で、フランスパンを組み込めるかもしれない。

 リーンなパンは、中種命なので、本当の意味で、自然発酵種のよい勉強になるしね。

 ここのところ、ドイツの小麦パンで、なんとか悪条件を乗り切ってきたので。そろそろ、国境越えせねば…。ビザ切れる。(あ、関係ないか)。

 もう、そろそろ、もう、いい加減に、クロワッサンとかも作りたいよね。早く、涼しくならないかなあ…。

 連日の高温多湿のお天気が、ちょっと恨めしい昨今です。