睡眠薬を飲んで寝る悪い癖がついてしまい、早起き自慢だった人間なのに、昼近くにやっと目が覚める。寝起きと同時に鈴乃家から、どど〜っとたくさん「黒豆豆乳」がお中元で届いた。…。ど、どーすればいいのか、こんなにたくさん。冷蔵庫に入りきらん…。ありがたいのだが、うちの冷蔵庫サイズを考えておくれよ。また、ベッドに逃げ込みたくなるほどの量だ。(寝ても豆乳の量は減るはずがない。腐ってしまうのが関の山だろが・・)。
やむなく豆腐を作ることにする。(豆腐にしても、かなりの量だ)。
呆然と眺めていても豆腐にはならないので、作業にとりかかるとするか。でも、暑いので、今ひとつ大鍋なんか持ち出す気にならないよ。おーい、鈴乃家のおとっつあ〜ん、手伝いに来てちょーだいよ。アンタのせいよ。
作業開始をダラダラと遅らせるために、鈴木社長にまいどのことながらの「ラブレター」(?)を長々と書いて会社にFAX送付した。で、このラブレターがなかなか下品だと最高に悪評高い。差出人名を「愛人28号」と記すから。
「社長!愛人28号さんからFAXです」と、社員が叫ぶらしい。そのたびに会社中の人間が、しら〜っと白い目で社長を見つめるそうだ。
今度から、せめて2号とか3号ていどにしておかなければ…。28号じゃ、なんぼなんでも社長の身が持たなくて、社員に健康不安を与えてしまうのだろうよ。まあ、鉄人28号並みにタフなオヤジなので、0ー157号くらいまでは大丈夫だとは思っていますけれどね。
豆腐なんざあともかく、この鉄人28号にも近々会って、毎度お馴染みの我が難問相談を持ちかけなければ。全国中をひょこひょこ飛び回っているので、なかなか捕まらなくて困っている。もう、年なんだから、少しはゆっくり会社の椅子に座っていてもらいたいね。毎度、とんでもない場所から電話をかけてくる。「今、日本最南端の離れ小島に来ていて、美味い酒を飲んでいる。最高にいい場所だから、今からこっちへ来ないか?一緒に泡盛を飲もうぜ。しかし、まー、よくケータイの電波が届いたなあ〜。届かないかと思ってふざけて真夜中に電話みたのに」とか。「アホ!」としか答えようがない。(夜中に起こされて、けっこうマジに頭に来たりして)。
まあ、そんなことより、さっさと豆乳を豆腐にしてしまわなくては…腐ってしまう。ったくもーの豆腐作り日でございます。鉄人28号にはかないません。