パン・ド・ミ

 バゲットなどパンのクラスト(焼き皮)が重要なものに対し、皮よりもクラム(中身)の方が大事な「身」のパンがパン・ド・ミです。

 だじゃれのようにも聞こえますが…。

 早い話が、食パンのことです。今週のパン。

 蓋をかぶせて焼いたり(プルマン)、かぶせずに焼いたり(山形食パン)。

 基本パン中の基本パン。一番オーソドックスな大衆パンですね。

 軽い食べ口と豊かな窯伸びが必要になるので、捏ねが長くなります。大衆的なパンと言っても、決してハードルの低いパンではありません。製パン性の高い作業が要求されます。

 ある意味。軽さの中にも味わい深さのある美味しい食パンが作れるようになったら、酵母パンづくりは及第ということです。