白醤油みたいな味の麹調味料

 これは1年ほど前に、実験的に仕込んでみた「白醤油的な味の米麹の調味料」です。

 白醤油の奥深い旨味と甘みを味噌のような固形物の「もろみ」に再現してみたかったのです。

 (仕込みは1月24日)。

 今日は、12月10日ですよね。まあ、熟成期間は、約1年か。

麹100g、味噌玉30g(例のあの豆味噌の豆麹です)、塩大さじ3、水200cc

 この配合で試作してみました。

 1年目(弱)で、試食。

 う、うんめ〜〜〜〜!!

 もろみの固形物化した白醤油の味だ!

 んめ!!!

 んでもって、これを魚や肉を漬け込む調味料にしようと当初は考えていたのだけれど・・。

 んだともさ。あんまりにも美味しくて、陰役者の漬け床にするのが可哀そうになってきたんだわ。

 どーすんべ…・。(まあ、これから使い道と料理を考えるからさ)。

 漬け床じゃなくてね、何かの料理のトッピングソースにしてもいいくらい美味しいんだぜ。こまっちゃうなーーーー♪

 麹って、エライねー!!

 なんでも素材をんまくーすんだねえーーー。ホンマ、エライわあ〜。

 あのね、ゴメン。今、後悔してんことあるんのよ。

 麹を使ったお料理レシピのこもごもをまとめてファイルにして、必要な方に送付できるようにしようと思っていたんだけどさ…。

 忙しすぎて、「まあ、年始休みのゆっくりしたときにでも原稿書いてから」とか、そういうペースで考えていたんだわ。

 しかし、これが、後手になっちゃったんだわなあ。

 麹できちゃった人から、「これ、どーしたらいいんですか?」なんていう質問メールが入る…。(そのまま食うというわけにはいかんけんねえ)。

 麹作りより先に、麹料理のファイルを書いておくべきだった。使い方を。

 とりあえず、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しておいてください。活用法は、土曜日の教室で話し合いましょう。

 今は焦りながら、少しでも麹活用ができそうな画面をブログ更新しようと思っています。教室の人たちは、1日2回くらい、ブロブチェックしてください。

 自然発酵種の酵母パンもそうだけんど、麹仕事も、同じようにゆっくりです。

 もし、今年がダメなら、また、来年もあります。(私の命や生活には来年もある保障はないけれど)。菌の命は「永遠に不滅」です。

 だいじょうぶさ〜〜〜。エヘラ、エヘラ、エヘラ〜〜〜。

 ただ今、発売中の農文協の「現代農業」。

 今、あの方々も、「麹」を特集しているみたいだよ。「麹料理」なんていうページもあるみたい。(農業雑誌なので、麹菌の肥料とかの方がメインテーマみたいだけれど)。

 ご興味のある方は、本屋に行かれては?長寿雑誌なので、たぶんどこの本屋でも立ち読みできるはず。(この雑誌は、農業者じゃなくても、面白く読めるページがたくさんあるよ)。私は、本日も忙しくて、本屋に行く時間はなくて、まだ、読んでいないけど。

 しょせん農文協だから、私のものほど斬新アホなレシピはないと思うけど。

 とりあえずの間に合わせで、「現代農業」買って読むのも悪くないかもよ。

 私、今の編集部は知らないけれど、以前の現代農業の変酋長は、オトモダチ感覚のめちゃイイオヤジだったんだわさ。ホンマ、イイヤツだったんだよ…。懐かしや〜。

 あのオヤジが応援してくれたから、今でも、こんなダサイこと頑張れるんだわな。

(若くて未熟な時に出会って励まされたことって、年取ってからも永遠の財産だよなあ…。小さくても、出会いは宝物なんだよ。)

 みなさーん、出会いは大切にしましょー。でっかい出会いよっか、ちっこい、こまい出会いが大切かもよ…。

 

カボチャ甘酒

 大きすぎて食べきれず…。ちょいと持て余し気味だったカボチャ。

 これを甘酒にしました。

蒸してつぶしたカボチャ300g、お湯(60度)400cc、麹100g

 混ぜ合わせて(60度)保温ビンで一晩。

 ちょいと温度が低くなったのかな?少し酸味をつけちゃったけど、甘いカボチャ甘酒になりました。

 カボチャ甘酒は、呑むというよりは、漬け床などの調味料に使うためのもの。(飲むための甘酒なら、もち米のお粥で作りますわよ)。

 塩、糠とカボチャ甘酒を混ぜ合わせて発酵させ、干し大根を漬け込んで受けものにしたり。

 塩だけ混ぜて発酵させると「塩麹」カボチャバージョンの黄色い漬け床。まるで着色料入り市販品の西京漬けみたいに、キレイな黄色になるわよ〜。(だからって何よ)。

 「甘み」と「黄色」が欲しいものに使うのよ。

 麹粒をザルなどで漉し取って、汁で小麦粉捏ねてマンジュウの生地を作ってもいいのよ。(パン種も入れた方が発酵が良いです)。

 黄色くて可愛い蒸しまんじゅうになるわよ。小豆餡もいいけど、カボチャ餡包んでもいいねー。

 ただいま、教室の味噌仕込み用の大豆を大鍋二つで加熱中。ガス台がふさがっているのよ、お陰さまで。

 自分が食べたり飲んだりするための火元は「カセットコンロ」よ。

 ちょっと、あーた。なんで、あたくしが自分ちで、カセットコンロで料理して、ご飯食べなきゃなんないのよ〜。キャンプ場じゃあるまいし。ったく、もー、大変なんだわさ。

 これじゃ、まんじゅの餡も炊けないわ。ブツクソ、ブツクソ…。

 教室の皆さん。玄米麹、苦戦している方もいるようです。完成に至らないものは、保温保湿を追加してください。

 「汗のような、オシッコのような・・臭いを感じます」という方は、蒸れすぎているのでしょう。上にかぶせている布巾は、毎日、清潔で乾いているものに取り換えてあげましょう。(発熱のせいで)容器や蓋に汗がにじんでいる場合は、保湿のためのポリ袋のシートを取り外し、空気の流通をよくしてください。

 麹って、赤ちゃんのお世話と同じなんです。泣かないだけの違いです。(泣いてくれる方が、助かるんですけどね。寒いよ〜とか、暑いよーとか、ムシムシしてイヤだよ〜とか、分かりやすいもんね)。

 玄米麹が無事に出来上がった方は、とりあえず、冷蔵庫で保存して、何に使うか検討してください。