ジャーン!お待たせいたしました。(誰も待っていなかったりして。)
豆味噌バターケーキの発酵生地比べ、結果報告です。
左手に見えますのは、パン種(中種)をケーキ生地に練り込んですぐに焼いたケーキでございます。
右手に見えますのは、同様の生地を5時間半ほど発酵させてから焼き上げたケーキでございます。
結論から申しますと、どちらも、メチャうまい!うまいったら、うまいの。美味しいったら、メチャ美味しいのっ。ううっ、早く食べさせたい!
ほのかに感じる塩気は、言われなければ豆味噌とは思えません。えっ、何、このコクと風味は?という感じ。
ダークラムの香りと、バターの風味、そして豆味噌のふくよかなコクが、ラブラブに絡み合いマッチして、味噌味とは全く別の美味しさを醸し出しています。ときどきプチっとかみしめるクルミの味も、素敵なアクセントになっています。
未発酵の生地と、発酵生地の味そのものには、大きな違いはありませんが、やはり、小さな違いはあります。
未発酵生地は、ストレートにケーキっぽい素材の味がして、あえていうならば、豆味噌味をかぎとれます。発酵生地のほうは、豆味噌の塩味が円やかになっていて、ひとひねりある風味。
発酵させることで、単品素材の味そのもの(バター、砂糖、豆味噌、たまご、小麦粉)が、奥の方に引っ込んで、複雑な風味になっています。つまり、豆味噌が、底味というか、ちゃんと隠し味になっているのよね。
でも、どちらとも、美味しいよ。
この生地に、ホントは、柚子の皮も少し入れたかったけど。そしたら、もっと、もっと素敵な風味のケーキになったでしょうに。