教室生徒最年少記録更新

  昨日のパン教室は最年少記録を更新して、中学1年生になったみるくちゃんが参加!13歳ともなれば周囲への気遣いや立ち振る舞いはほとんど大人なみです。一生懸命で、可愛い娘さんでした。(今までの最年少自慢は詩織ちゃん。当時はまだ16歳でした。彼女も今は獣医大学の学生さん。でも、相変わらず可愛いけどね。)

 私は柄にもなくドクドキソワソワと緊張しながら、みるくちゃんの登場を待っていたのです。教室を開始しても最初は緊張していました。若い感性は鋭いから、常日頃のボロやお粗末さが出たらヤバイと思ったのです。テレビの収録ですら、さほど緊張しないほどふてぶてしい私ですが、中学一年生の前で、かなり上がってしまった。

 パン屋さんだったみかちゃんが居てくれて本当に助かりました。みかちゃんは技術的には完全に私より上です。先生より生徒のほうが上手いという摩訶不思議なパン教室になったのが現状です。みかちゃんに「みるくちゃんにお手本を見せてあげて」。(こんなパン教室ありかよ〜)
 今までもプロのパン屋さんが何人か教室に通ってきていましたけれど、酵母種だの、国産材料だのにこだわるパン屋さんって、技術的にはかなりレベルが低いのです。心中(これでよく物売りの商売やっているなあ)という実感でした。テクニカルなものが低いせいで、ことさらに「安全な材料」にこだわるのでしょう。酵母だの国産小麦だのというものが隠れ蓑になってしまう。あまり、いいことだとは思えないのです。
 そんな中で(みかちゃんもブラウンライスで酵母パン作りではあったのですが)、彼女の手の技術はダントツのピカイチです。みかちゃんと組めるみるくちゃんは今までで一番ラッキーな生徒でしょう。みかちゃんが私から学べるものは「発酵の原理」だけだと思います。

 みかちゃんやみるくちゃんなどの新生徒の登場により、しぼみかけていたパン教室への情熱のようなものが、再燃しつつあります。ああ、私も負けちゃいられないわ〜…頑張らなくっちゃ、とか。