本日休業日

  なかなか疲れていたようで、土日と休みたい気分です。プリントアウトした紙の原稿も無事に編集者に届いたし、パソコンで原稿も送付できたようだ。やれば、できるじゃん。ちゃーんと、メールで本1冊分の原稿送れるじゃん。すげ〜。私もこれで文明人だ。パソコンで本1冊分の原稿送るなんて、現代に生きる文明人にしかできないことなんだよ。芥川龍之介だって、三島由紀夫だって、太宰だって、こんなことできなかったんだよなあ〜。ああ、優越感!!
 新刊のタイトルは「林弘庵より」みたいなカンジになるらしい。林弘庵(りんこうあん)とは私の空想の世界なのです。架空の世界と現実の生活をシンクロさせて書いてみたのです。すると、現実より、空想の世界のほうが面白い…とかいう評価になったようで、林弘庵の世界のほうをクローズアップするみたいなんだ。ワハハハハ!…・・。アホか。
 まあ、年明けの1月か2月くらいには世に出ることになるそうです。

 少しだけ休みたい。

 そう思ったとたん、お豆をコトコト炊いて、こしあんとつぶあんを作って、その上、肉まんも作って、白菜の漬物をたっぷり仕込み、発芽させた大豆で秋味噌も仕込み、一日中台所に立ちっぱなしの土曜日でした。
 まあ、これで少しはストレス解消。ゆくゆく、ゆっくりのんびり身体を休める人間ではないようだ。気の毒な人間だ。我ながら情けなくなるね。

 今だもって、夜中の12時過ぎの1時だの2時だのに目が覚めて、活動し始める。まるで時差ぼけの状態。アンカレッジにいるくらいの生活時間帯かなあ…。真夜中から日が昇るまでが、誰からも邪魔されない私だけの時間。この時間に原稿を書くのです。私だけの世界。
 朝になり、日が昇り、日が高くなり始めると、人生を諦めて、まともな人間生活を開始する。洗濯したり、掃除をしたり、ご飯を炊いたり、朝ごはんを食べたり、仕事したりするのよねえ。
 そして、夕方になり、晩ご飯を食べてお風呂に入ったら、すぐ寝るのです。その時間は7時だったり8時だったり。だいたいにしてだよ…、夕方に寝るのだから、夜中の12時過ぎが目覚めの時間であっても不思議はないのです。きちんと人並みに7時間前後は熟睡しているわけですよ。

 目覚めの真夜中から日が昇るまでが、私の第一生活。そして、その後の9時から6時までが、世間用の第二生活。そして、毎晩、8時前後には寝てしまう。…・・。
 自分用の世界に8時間、世間用の活動に8時間を同等に費やす。人生、二毛作。自分の世界だけでも生きられないし、世間体の仕事や生活だけでも人生虚しい。

 このくらい異常な生活時間帯を確保しなければ、本の原稿なんか書けないよなあ…・。