かんころ餅、もしくは、巨大なナメクジ

LINEで送る

 だいたいにしてさあー、北海道人のくせして、知りもしないのに九州のお餅を作ろうとすること自体が、アホなのよねえ…。

 天の啓示がピピピッと下って、突如、「かんころ餅」とかいうものを作ってみたくなったのです。他には、何の理由もなかったのです。

 でも、作り方を知らない。

 以前に一度だけ、九州出身の女性編集者が、「郷里の土産」と言ってくださったものを食べたことあるだけ。とても美味しかった。(ねっとりまったりした食べ口で、北海道のべこ餅にそっくりな歯ごたえでした。)

 で、かんころ餅という名前と、味だけは知っていたのよ。たったこれだけの記憶と知識で作ろうとすること自体が無謀でしょう。

 さつま芋のお餅…と聞いていたので、蒸したさつま芋と米粉で作ったら、別物だった。実物は、もっとひなびた濃い味わいだった。

 どうやら、干したさつま芋ともち米をうるかして蒸したものを搗いて作るらしいのよ。

 「干し芋」というところが感動した。そーか、さすがに九州だ。地場で生まれるものは地場の保存食の知恵が凝縮されていたんだなあ。干し芋か…。

 以前に作った干し芋が残っていたので、もち米と一緒にうるかして、今朝、もう一度「かんころ餅」づくりに挑戦。

 足の出ない腰の抜けたような餅生地になっちゃった!餅生地を「なまこ型にして、数日ほど干す」のだそうです。腰砕けなので、なかなかなまこ型にならずに、巨大なナメクジみたいな成形になった。もち米の粒も少し残っている。でも、これでいいや、干してしまおう。試食は後日…。

 で、別に、かんころ餅のことを書こうとしていたのじゃないんですよ。本日の本題は、「天の啓示のピピピッ…」のことなのよっ!!
 私が、突然、何の理由もないのに、意味もないままに「かんころ餅」という言葉が頭に浮かんだとき。そして、昨日、かんころ餅づくりの準備をしているとき。

 ちょうど、そのとき、九州出身の教室生徒が「かんころ餅食べたい」と、コメントを入れようとしていたんですって。でも、なぜかパスワード等を要求されて、コメントを入れられずに諦めたんですって。

 ですから、当然、私は「こんころ餅ご要望」のブログコメントなんぞは見ていなかったわけよ。
 でも「かんころ餅」という言葉が湧きあがってきたの。

 そして、昨日の教室…。かんころ餅づくりの準備をしているところに、その生徒がやってきたのです。

「い、いったい、な、な、な、な、何を作るつもりですか?」
「なぜか、自分でも理由は分からないんだけれど、急に、かんころ餅を作ってみたくなっちゃったのよ。」

 生徒、「ギャッ!」と、小さく叫んでのけぞったね。

 ははははは!わしのカンの強さを知らんとね〜。

 今後の教室は「霊能力商法」で行くべえか!?