ドーサ


 33度を超す暑さを生産的に有効利用するのは、もーこれしかないね。

 お豆の自然発酵。(まだ、インドから抜け出せていない私でございます)。

 豆と米を粉砕して、半日ほど温かい場所に放置して自然発酵させた生地を薄くカリッと焼き上げるインドのスナック。ドーサ(という名前だったような気がする)。ほんのりと酸味があり、カリッと香ばしく、かみしめるほどに発酵のうまみが口中に広がる。ちょっとパパドに似たお味。豆やジャガイモのカレーとともにいただきます。

 今回はチャナマサラ(ガンバンゾー豆粉)とバスマティー(パキスタンの長粒米)を使った。(本来なら、豆も粒ごとから使うべき。ウダッドがなかったから、目の前にあったチャナ粉にした。かなりいい加減な人間だ)。

 豆の発酵は難しい。一歩間違えると(発酵過多にすると)臭くて酸っぱすぎて、とてもじゃないけど食べられるシロモノにはならん。かといって、発酵不足だと、豆の生臭さが不味いし硬いし、これはこれで食えたもんじゃない。

 豆の発酵は難しいから、だからこそ、面白い。(小麦の発酵は簡単だ。もし、万が一失敗しても豆ほどは臭くならないし)。明日のパン教室用に焼きあげておいたが、もうこうなりゃパン教室なのか発酵教室なのか区別がつかなくなる。強引に「これも、パンだ。豆粉の自然発酵パンである!」とか言ってしまおうか…。
 室温が33度を超すと、まともなパン生地が作れなくなっちゃうんだもーん。8月の教室はギャンブルだ。朝起きて温度計を見る。その日の気温を予測する。そして、たいがいは……負けるのだ。