タンドールが欲しい

私のパン本原稿書きの旅は(昨日の暑さもあり)、只今、インドあたりをうろついているようです。(飛行機代がかからないので、原稿書きっていいねー。ビザもいらないし、宿の予約も不要だ)。

 本来、タンドール(壷状の炭焼き土窯)で焼きあげるナーンを例によって例のごとく、中華鍋ひっくり返し焼成法で焼き上げました。

 ガス台の上で使える簡易なタンドールもどき(陶器の蒸し焼き用壷鍋)があればいいな…と思い、焼きものをやっているホッチコージさんに、以前相談したことがある。
 二人であれやこれやと企画デザイン(?)を練ったのだが、コージさん、まだ完成には至っていないようだ。でも、パンも野菜も肉や魚も蒸し焼きにできる土の鍋、あってもいいとは思いませんか?金属よりも自然素材の土のほうが、火当たりも柔らかいし、蓄熱性も高いし、遠赤外線効果もある。パンも料理も金属よりは土という素材で火を通したいものが結構多いのです。土窯焼成って、あまり日本的発想じゃないから、周りの理解は得難いけれど、世界的にみると土素材の調理道具は多いですよ。

 簡易タンドールがあれば、手軽にエスニックな平パンも作れるしなあ。

 いやいや、理想ばかりをほざいていてはいけない。私には中華鍋がある。