八方は、薄口醤油1:みりん1:だし汁8の淡い味(甘口)の調味料です。
さっと塩ゆでしたモヤシやミツバなどにかけ回し、下味をつけておくために使います。出汁巻き卵の隠し味などにも使えます。
いうなれば、縁の下の陰役者、淡口の調味醤油です。
登場回数が多い割には、作り置きがきかないのです。日持ちしないのが玉にキズなんですよね。
八方は作り手の使い勝手が良いように、皆それぞれ違う配合を持っているようなのです。
ということで…。
私の場合は、白醤油1:みりん1:酒1:だし汁1:粟国の塩適量の配合。思いっきり塩辛い味にして、保存性の高い調味料にしています。いうなれば、「八方の素」みたいなものです。写真・左。(右側は、濃い口醤油のめんつゆです)。
本来的な淡口の調味料にしたければ、これに適量のだし汁を混ぜて薄めればよいだけです。すでに、一度煮切ってアクを引いているので、そのまま手軽に使えます。
底味となる下ごしらえの下味付け。これがあるのと、ないのとでは、和風の料理の味わいに差が出ます。上味付けだけでは、物足りないものになってしまいます。
八方の素があると、八方だしの用意なんざあ、ものの10秒でっせ!
天ぷらの天つゆなんぞも、八方の素で、ちょちょいのちょいですわ。白身魚の下味付けや、茶碗蒸しの卵液の味付けにも役立ちますよ。
八方だしなんて面倒くさいわ!っていうお方は、お試しあれ〜。