大根おろしでいただくふろふき大根

 もう〜そろそろ、塩焼きサンマに醤油をジュッとかけるような普段の食事が恋しくなってきました。

 お正月料理は、これにてお仕舞い!

 という幕引きに、飾り気ないシンプルな大根料理は、ほっとしますね〜〜。シンプル料理の極み、ふろふき大根で〆めですよ。

 甘味噌でいただくよりも、さっぱりとしたおろし大根&ポン酢がイケます。クリスマス料理、年末年始のお料理で、フル活動だった胃腸も、ほーっとするようです。

 W大根パワーです。

 大根役者に組み合わせまするは、千切りごぼうのカリカリ揚げです。千切りにしたゴボウに片栗粉をまぶし、素揚げしたものです。

 このゴボウのカリカリ揚げも、みょーにシンプルな食味で、味覚がかなりほっとします。あまり、手も時間もかけないピュアな味が恋しくなってくる時分です。(料理の作り疲れもあるかもしれん)。

 おせちは、元旦早々で切り上げて、毎度おなじみのカレーだのパスタだので、すでに浮気していますよ。やっぱ、日本人なら、カレーでしょー、スパゲッティーでしょー。

 さてと。30%台の湿度の低い日が続いていますね。米麹も豆味噌麹も、出来上がるのが遅いです。お正月休みを使って、麹づくりに挑戦している生徒も複数います。

 発芽や菌糸の伸びが遅いな…と思ったら、上に清潔な布巾を2,3枚かぶせ、その上から大きめのポリ袋をかぶせて、緩やかに保湿してあげてください。

 気温が低いせいなのではなく、ここのところの低湿度のせいなのです。

 米麹を保湿する際には、麹を分厚くしてはいけません。なるべく底の広い容器に(たとえば、飯台などに)薄めに広げてください。分厚くすると、底の方だけ自熱で蒸れて、失敗を招く場合があります。

 私も7日の白味噌づくりの撮影に向けて、米麹づくりの真っ最中です。遅い!いつもなら、4日間で出来上がるところが、今回は、まだ完成していません。

 ともかく、カビというものは、人間の都合で生えてくるものではなく、カビのご都合だけで生えてくるものです。

 しかし、物言わぬ、姿も見えぬ菌世界ですが、絶対に人間を裏切らないし、秩序も乱しません。すべての失敗は、人間の側の無知、思いあがり、勘違い、焦りなどから生じるものです。

 発酵食づくりのみならず、体の中に棲む膨大な数量の菌たち。人間の生体は菌なしには、健常に生きられないんですね〜。切っても切れない生きるための伴侶です。

 ということで、我が伴侶の微生物たちにも「今年もよろしく頼みまっせ!」。