酵母パン麹の白醤油・結果報告

 まるで香水の瓶のように写っておりますな〜。

 これが、例の実験作「酵母パンにコウジカビを培養した麹で作った白醤油」でございます。

 ずばり、結論から申し上げます。ちゃ〜んと、美味しいのです!

 酵母パンからも、醤油は作れるという結論に達しました。

 ただし、実用性と経済効率には乏しいですね。もろみ(=酵母パン)が、発酵・熟成する過程で、味噌状に溶解し、その溶けたもろみ部分の液汁は搾り採ることができないのです。不経済で、歩留まりが悪い醤油液汁の採取となりました。

 無駄の出る不経済的なものに、手作りとしての実用性はありません。

 しかし、廃棄してしまったパン麹もろみ部分を「パン麹もろみ漬け物」の漬け床にすればよかったのかな・・?とも思いつき、今になって後悔しております。(捨てることはなかったかも)。

 小麦麹の方の白醤油と比べても、遜色のない味なのですが、パン麹白醤油のほうが、若干、甘みやコクが少ないように感じました。(そりゃ、そうだよね。蒸した小麦と焼いたパンでは、原材料が同じでも性質が違いますものね)。

 さて、小麦麹の白醤油と、酵母パン麹の白醤油で、「白だし」とかいうものを作ってみました。

 最近、スーパーで売っていますでしょ。「料亭の味」とか、なんとか銘打って。でも、ラベルの材料表記を見ると、味がうすうす想像ついて、間違っても買って使ってみようという気にすらもならず…。

 ですから、「白だし」なるものを実際に食べたことはないのですが。

 昆布・鰹節だし汁、みりん、酒と白醤油をブレンドし、火入れした「調合白醤油」を作成してみました。

 自家製「白だし」で、出汁巻き卵や煮物を作ってみました。酵母パン麹、小麦麹どちらとも、美味しく出来上がりました。

 この白だしに関しては、この後の更新でご報告いたしますわ〜ん。とりあえず、この画面では、「酵母パン白醤油」の結果発表ということで。

 めでたし、めでたし。(何が?)