またまた豆味噌SOSを受信

 農文協の映子ちゃんが傑出した「鏡餅の末期症状的味噌玉いろとりどり百花繚乱カビ」に続き。
 どうやら…。以前に一度教室に参加したことのあるなみ子ちゃんも、摩訶不思議なカビを味噌玉に生やしてしまい、困惑しているようだ。

 映子ちゃん、その後(味噌玉仕込み)はどうなったかなあ?まさか、私の「秘伝・自家製豆味噌菌」を使ってすら、また「鏡餅末期症状」にした…なんてことないだろうなあ?(やりかねないけど。農文協土着の強力な別物菌を持菌していることも考えうるからなあ。あの会社の土着菌は、私のうちのものより絶対に強力そうだもの)

 何度挑戦しても、表面に不必要なカビ(毛カビ、青カビ、赤カビ、黒カビなど)を生やしてしまうようなら、別の方法で試すという手もあります。
 菌を蒸した大豆に混ぜ込んで、1,2ヶ月間ほど干します。表面は乾燥してカビは生えてきませんが、中の湿度は保たれているので、白、黄色、うぐいす色のコウジカビが繁殖します。
 この方法は、乾燥味噌玉法。時間はかかるけれど、味噌玉の表面にコウジカビを育成させるよりも、ずっと簡単です。乾燥味噌玉にしたものは、本仕込み(塩水に漬けこむ意味)から、3年寝かせます。(乾燥味噌玉でなく、表面カビのものなら10か月目くらいから食べ始めることができますが)。
 昔の人は、たいがいこの乾燥法で豆味噌を仕込んでいたようです。私は3年も待てないので、半乾燥半保湿で表面にコウジカビを数日間で生やして仕込む方法を考え出しただけです。
 味噌仕込みは4月いっぱいくらいまで可能なので、何度も失敗するようなら、乾燥法に切り替えてください。