土曜日は、お教室でございます

 今年もまた、この花の名前を忘れてしもうたわ。

 アネモネでもないし、ネリネでもないよな…。ラナンキュラスだったっけ?

 少なくとも、ペンペングサではないわな。ましてや。タンポポでもなかとね。

 でも、分からん。思い出せん。

 また、忘れてしもたわ。

 「チューリップでもヒマワリでもない花」という名前にしておく。

 まあ。当たっていなくても、間違っていなければ、それでいい。

 中間。

 まあ、花の知識はこの程度。

 でも、窓辺に花は絶対に切らさない。名前は分からなくても、必要ですからね、心に。

 でも、それも、どーでもいい、関係ない。

 土曜日は、お教室でございます。

 オニオンブレッドをやります。

 最近とみに、あいまいで不安定な中間さって大事かもな…と、感じています。

 あいまいさ。揺らぎ。安定のなさ。いつも流動的。確信のなさ。心細さ。さみしさ。

 白でもなければ、黒でもない。ましてや、赤でも青でもない。

 そして、右でもなければ、左でもない。

 よくもなければ、わるくもない。

 正しくもなければ、間違ってもいない。

 年をとればとるほどに、こんな揺らぎのブレの幅に寛容になりました。ブレや、不安定な揺らぎが、愛おしいと感じるようになりました。

 このようなことに、寛容にならなければ、ヤーらしくてクソ意地悪い面白くない老人間になるんじゃないかな…とかも思うし。

 自分のいい加減さを受け入れる気持ちになっています。