バターロール 今週のパン

 おなじみのロールパン、クレッセント成形です。バターがたっぷりと配合されているので、この時期ホイロ(保温)での発酵が必須です。とはいうものの30度以上で保温すると、バターが溶解して生地をダメにするので、それ以下で一次発酵させましょう。バターや糖分が発酵を鈍重にするので気の長い待ち時間になります。

 成形も長めのベンチタイムを確保して、伸びのよい状態に持ち込んでクレッセント成形します。くるくるくるっと3重巻きになるように生地をのしましょう。

 どこにでもある変哲のないロールパンですが、意外に手間隙かかるのですよ。これにくらべりゃあカンパーニュだのライ麦パンだのって、ホンマに簡単ですよね。だから、私個人では滅多にこんなパンは自家消費用には作らないし食べないんだけど…。

 自家製酵母の自然発酵種は弾力の強い生地なので、この手の伸ばしの必要な生地の成形は手間隙かかるのです。