煮干完成 風仕事の季節になります

 あご煮干が完成しました。日中天日干しして、取り込んだら100〜120度くらいの低温で乾燥焼き、翌日また天日干しして夕方取り込んだら低温で30分くらい乾燥焼き…しているうちに、スッカラカンのカ〜ンに乾きます。トンカチで軽く叩いて身を緩めてダシを抽出しやすくしておきます。ポリ袋に乾燥剤とともに詰めて出来上がり。常温でも持ちますが、風味を下げないために念のため冷蔵庫で保存。
 もう少し長く干したかったのですが、秋晴れが長続きしてくれませんでした。男心と秋の空。

 変わりやすい10月の天気ですが、ぼちぼちと空のご機嫌をうかがいながら風仕事の開始です。大根を干したり、魚を干したり。干すという調理法は生のものとは別の味わいを生み出します。きのこなども干すと、生とは別の栄養素が生まれるので、少しの時間でもいいから干すのをお勧めします。少しでも干しておくと、その後、冷蔵庫の中でもカビがきにくくなりますから。きのこは洗わず汚れは濡れ布巾で拭き取る程度で。洗うと料理が水っぽい味になります。

 風とお日様が美味しくしてくれる干物作り。これからが、本番開始です。