トマトが美味しくなりました
トマトが安く、たっぷり手に入ったときには、自家製トマトケチャップを手作りしておきましょう。市販品と一味違います。甘さも酸味もスパイスも思いのままですから。
鍋に湯を沸かし、トマトをでんぐりがえしさせながら、2,30秒湯通し。皮はつるんときれいにむけます。
へたを取り除き、トマトをざく切りにしてフードプロセッサーでガ〜っと粉砕。あ、フードプロセッサーが無かったら、おろしがねにこすりつけても砕けますよ。
トマトはほとんど、ジュース状。これを鍋に入れて中火にかけます。ことこと煮詰めると濃度がつきはじめて、ぷつぷつ穴があいたような気泡を底から立ち上らせます。まるで、こしあんを煮詰めているときみたいです。
さて、こうなったら塩、みりん、酢、好みの香辛料を加えて味を整えます。これらの調味料が加わることで、トマトケチャップはぐんと日持ちがよくなります。みりんがなければ砂糖やはちみつでもいいのです。私は今回、1年ものの梅シロップとみりんを甘味として加えてみました。なかなか上品で爽やかな甘味です。市販品のようなしつこさはありません。
トマトの季節はずれの時期は水煮缶を使ったり、りんごやパイナップルなどで甘味をつけることもあります。煮詰めるときに、ローリエの葉を1,2枚入れると、さらに保存性が高まります。調味料も香辛料も、味見をしながら自分の好きな味に整えるのがポイント。