昨日の教室。
味噌の有名どころから、わざわざ参加してくれた生徒のお土産「10年前の味噌」。
写真右側です。
わおーっ!す、すげー!ここまで来りゃお宝ですわあー…。ど、どーしたの、これ?
あのーーー。自分で仕込んだのに、ずっと忘れて、10年、ほかしていたんです…。
忘れて…って、あなた。私、これと同じ味噌、老舗の味噌屋で見たことあるわ。10年味噌という名前で、結構な値段で販売されていたよ。
あのーーー。8年前のものも、あるんですが…。どれも、樽にどかーんと。
まるで八丁味噌のように変化したヴィンテージモノの味噌。陽性が極、強まっているので、こうなりゃ薬だよ。(マクロ愛好家にでも、高く売っちまえ!)
これで、鉄火味噌を作ると、うまいよー。味噌漬け漬け物にしても、チョーエツした味になるんだ。真っ黒い味噌漬けになって、えもいわれぬ馥郁たるお味に漬け上がるのよ。
ご本人は至って、ご謙虚。「わすれとっただけ…。」「やーねー。ははは!」
で、私も人のことを笑っているときに、「!げろ!」と気づいたことがある。
生徒たちがいなくなってから、おそるおそると、我が「ものわすれ味噌」のふたを開けてみた。
ギョエーッ!何年前かに仕込んだ雑穀味噌が、ウサギの毛皮の襟巻してるー!
見て!見て!すごいでしょー!こんなに立派なケカビが、元気いっぱい、生えました〜!写真、左側でございます。(表面だけです。中は大丈夫)。
毛カビは何の役にも立ちませんが、貴重なお土産の10年味噌で、鉄火味噌と漬け物を作らせていただきます。
うーれしーなーうれしいなー♪♪