まだ、やってんのお?「ドングリパン」

 初校ゲラ前に、原稿を手直ししなければいけないというクソ忙しい時なのに、豆味噌用の大豆は蒸しているは、ハスカップ入りのシュトレーンは16本も仕込んでいるわ、挙句の果てに、まだ、ドングリパンに執着しているわ…。

 で、原稿、どーよ?…。はあ?

 最終氷河期以降の植物分布を調べる。ブナ科ドングリの広葉樹林の発達は、やはり1万年前くらいからと考えるのが妥当か?ドングリの主食と農耕作物は、当時はまだ共存していたのかもしれない。
 縄文時代の「炭水化物加工品」(つまり、パンかモチかクッキーみたいなもの)分析を調べる。ドングリ、雑穀(アワ・ヒエ・ソバ・オオムギ)、イノシシの血、鳥の卵、クルミ、クリ、ゴマ、そして、酵母。

 氷河期が終わって温暖化すると同時にナウマン象やマンモスなどの大型動物が滅んで、猪や鹿などの中型動物が出現しているねえ。でも、それまでは、北海道・サハリンが、まだ、ユーラシア大陸の一部とつながっていて、日本列島も大陸だった時代だね。

 炭水化物加工品の原材料を見ると、なんだか、今の私の食材と大差ないような気もするんですけど…。使っていないのはイノシシの血くらいですねえ。まあ、これも、OKストアーに行けば猪肉を買えるから、やってやれないことはないんだけど。(何もそこまでやることはないし)。
 「酵母」というのが気にかかる。まあ、材料が材料なもので、自然発酵してしまった食材を使ったのでしょうが、・・でも、それとも故意に加えたのかな?故意に加えるのであれば、ますます私と同じじゃないか。わたしゃ縄文人か?

 同じような材料を使って、エジプトのパン・エイシの配合で平パンを焼いてみました。香ばしくて美味しい…。(どんな味覚をしてるんだ?)

 ドングリ主食と栽培穀物は、共存していたに違いない…と思えてしょうがないですねえ。ちなみに、アズキ、ダイズもすでに栽培していたようです。わたし、進化していないのかもしれない。