魚の干物作り

 やっと爽やかな秋晴れ。そして、昨日、今日とお店を休んで久々の本業仕事。嗚呼、それなのに、私のまりもっこりくんが、ご昇天してしまった。もっこりが股間に戻らない。ブルブルもしなくなった。再起不能だ。しかし、農文協のまりもっこりくんたちは、今頃元気一杯にブルブルしていることだろうな〜。(おーい、五十嵐さん、吉元さん、会社のみんなにまりもこりをちゃんと見せびらかしているかい?)

 ということで、やむなく今シーズン初の魚の干物作りに取り掛かったのです。元々は昨日の撮影の企画だったのに、その直前まで空模様は最悪。干物作りどころの騒ぎではない波乱万丈のお天気でした。きゅうきょウスターソース作りに変更して、魚の干物企画は断念。お流れとなりました。

 キムチ干し、ナンプラー干し、アンチョビー干し、挙句の果てはジンギスカン干し。到底まともな干物とは思えぬような無国籍風の干物たち。

 キムチ干しはキムチ漬けにした秋刀魚を干します。ピリ辛の味が秋刀魚にぴったり。ナンプラー干しはどんな魚とも良く合うのです。アンチョビー干しはアンチョビ作りで出てきた汁(発酵している魚の塩汁)に魚を漬け込んで干す匂いのきつくないくさやの干物みたいな感じのもの。ジンギスカン干し(?)はジンギスカンのタレに鯖などを漬け込んで干します。これは竜田揚げの焼き物みたいな味でなかなかいける。流すにはあまりにも惜しい美味しい(臭い)企画だったのに。空模様には勝てません。たぶん、農文協の連中が雨オトコ雨オンナなのだ。あの人たちが関わる企画は大概いや〜らしい空模様になるのだよ。(この前の取材の日なんて史上最悪だった。暴風雨に、落雷に、停電に、電車ストップに、その上、大粒のヒョウまでもがバラバラと降り、地獄の黙示録農文協バージョンのようだった)。

 お店でも、干物を作って玄米弁当のおかずにしたいのだけれど、厨房には干す場所がない。なにせ、地下ですからね。駅ビル出口と伊勢丹をつなぐ外のアーケードつき通路。あそこに魚の干物や大根を干せないものだろうか?雨が降っても大丈夫だし、どうせ何もないスペース、風通しもよい。ホームレスのおじさんやおなばさんが自由につかっているのだから、私たち「たくや・なにや?」にも使わせてもらえないだろうか?駅前の殺風景な風景が、ぐっと農村漁村的のどかムードになり、かつての軍都・立川市のイメージアップにもなるのではないだろうか。これからは自家製漬物の沢庵漬けも始めたいと店長の潤ちゃんも申しておる。(どうせ、作るのは私なんだけどね)。大根干しのためにも、ぜひとも、あの伊勢丹前のスペースを有効活用したいものである。「故郷立川市。日本伝統の原風景は立川駅前にあり!」JR協賛…・。
 なんていうこと、できるわけないよな〜。アホなことを考えていないで、真面目に原稿書きをやらなければ。(今のところ、伊勢丹前のスペースは、干物作りで使えるメドが立っていないので、やむなく庭で魚と大根を干しています。)